足摺岬・白山洞門-高知県

四国の室戸岬には2度行っているのに同じ高知県でも足摺岬には出掛けるきっかけがなかった。
関西からは遠いと言うのも理由のひとつになった。
今回、外泊や梼原に行く事になって、足摺岬まで足を延ばせば宿題を済ませたような気持になると思って足摺岬のホテルを予約した。
日暮れが早いので、ホテルに着くと太平洋に沈む太陽のショーはフィナーレを迎えていた。
間に合って良かった。

室戸岬は坂本龍馬が主役、足摺岬の主役はジョン万次郎だ。
実はジョン万次郎については薄い知識だけだったし足摺岬の灯台を見たら引き返そうと思っていた。
天気が思わしくなかったので、万次郎の資料館に入って色々と読んでいる内に、万次郎の波乱万丈な人生をもっと知りたくなった。
「ジョン万次郎を大河ドラマに」という看板がかかっていたが、私も同感。

足摺岬灯台に行く前に「万次郎の足湯」の看板の前に車を停めて250段の階段を下りて「白山洞門」へ寄った。
「白山洞門(はくさんどうもん)」は足摺岬一帯で最大規模、国内でも有数の大きさという花崗岩の海蝕洞門で、高知県の天然記念物に指定されている。太平洋の荒波が開けた穴は高さ16m、幅17m、奥行き15m。角度によってはハートの形に見えると撮影スポットになっている。

階段の上に見える鳥居は白山神社の鳥居で、鳥居までは全階段の半分より短い。鳥居を越えてから苦しい階段が延々と続く。



階段はきつく、「ジョン万次郎の足湯」から眺められるけれど、波が打ち寄せる様を見るには降りていくしかない。見たい一心とは恐ろしいもので「火事場の馬鹿力」と同じくらいに頑張った。
翌日は腿と腰が一日中痛んだ。
洞門の前に立つと荒々しい牙を剥くような岩礁の形にまず驚き、その迫力に飲み込まれそうになる。海は穏やかだったけれど風が吹けば近くにいるのは無理だろう。
自然現象を見るのは好きだから白山洞門まで頑張って階段を下りたけれど、2度とこの場には来られないと思って白山洞門を脳裏に刻み込んだ。
きつーい階段を登って車に倒れ込んだ。
少し移動して足摺岬灯台展望所へ。
広いアプローチは歩くのもきつかったが、灯台を見るまでは「足摺岬」に行ったとは言えないような気がした。
漸く白い灯台を見て長年の宿題を済ませた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る