NHKのど自慢グランドチャンピオン大会2026 ― 想いが届いた感動の一日

今年のグランドチャンピオンは、熊本県菊陽町の安田さん。
歌唱曲は「逢いたくていま」
熊本の救急救命士さんだという。

亡くなったお祖父様をはじめ、ご家族は皆、歌が大好き。
お母様も叔母様も、いとこも「のど自慢」に出場経験があるという、まさに“歌のある家庭”。
その家族の団結の中から生まれたチャンピオンだった。

「逢いたくていま」は、お祖父様が亡くなった日にも流れていた歌だという。
天国の祖父に届けと、想いを込めて歌い上げる姿に、私は胸がいっぱいになった。
しみじみと胸に沁みる歌だった。
聴き終えた後、心がすっと浄化されて、私も少し優しい人になれるような気がした。

そして、私が思わず「うまい」とうなったのは、
鹿児島県霧島市の四元さん。歌唱曲は「女の漁歌」

前奏が終わり、第一声が響いたとたん、胸の奥で何かがぐっと動いた。
声に芯があり、腹の底から支えられた、確かな一音だった。
海の仕事をされている方だったと思う。
娘さんは女子ボクシングのチャンピオンを目指して猛練習中だとか。
娘の力になりたい、その一心で披露された渾身の歌。
ぶれることのない、どっしりとした歌声。
飾らないのに、圧倒的な存在感。
腹の底から力が湧いてくるような、まさに“力のある歌”だった。
優秀賞だったが、私の中では特別な一曲だった。

2026年のグランドチャンピオンが決まり、
また来週から新しい「のど自慢」が始まる。
グランドチャンピオンを目指しての、新しいスタートである。
日曜日の一番の楽しみ。
歌がある家庭から、また新しいチャンピオンが生まれるのだろう。
それを思うだけで、今からわくわくしている。

歌は人をつなぎ、心を強くし、そして優しくする。
今年も、そんな瞬間に立ち会えたことに感謝したい。

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