70代の少女たち

以前、skogでお世話になった作家さんお二人のクリアランスをお手伝いする機会があり、久しぶりに大勢の方々とお話しする時間を持つことができた。
中には、実に10年ぶりにお会いする方もいて、皆さん元気なお顔を見せてくださった。けれども不思議なことに、その空白の10年などまるで存在しなかったかのように、会話はすぐに弾んだ。

そして今回、何より心を動かされたのは、女性たちの若々しさだった。
家庭ではすでにグランマである、70代を優に超えた女性たちが集まると、まるで16歳の高校生のように華やかに、楽しげに語り合うのである。

今回出品しているオーガンジーにフェルトを重ねたマフラーには、大きさが二種類あった。小さいサイズは使いやすく人気だったが、大きいサイズは「どう巻けばいいのか分からない」と、少し敬遠されていた。

すると、かつて服飾関係の仕事をしていたという女性が、「こうすると素敵よ」と言って、大判のマフラーをふわりと頭に巻いてみせた。次は肩に軽く羽織り、「寒い日はこんなふうにも使えるの」と実演する。
その手つきは慣れていて美しく、見ている人たちの目が一斉に輝いた。

「まあ、素敵」
「それなら私も使えそう」
そんな声が上がり、気がつけば大きいサイズのマフラーも次々と手に取られ、あっという間に完売してしまった。

装いの話になると、誰もが少女のような表情になる。
その場に満ちる声の力強さは、若者にも負けないほどのエネルギーにあふれていた。人生の第二幕を、こんなにも生き生きと楽しんでいる姿に、ただただ感動した。

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