モネと竜馬|高知の旅 – 4

高知には40年位前に、ご近所さんと子供たちの集団を引率して行ったことがある。
はりまや橋や大歩危、小歩危、かづら橋等の写真が残っているけれど、記憶の彼方にぼんやりしている。
せっかく行くのだから皿鉢料理を味わいたい。
モネの庭と牧野美術館に時間を取りたい。
竜馬や高知城をゆっくり見学したい。
それを2泊3日の予定に組んだ。
モネの庭や牧野美術館、竜馬記念館は思い通りの行程で回れたので70%は満足な旅だった。
残りの30%は、心残りした残念な事があった。

高知の料理はカツオや鯨、ウツボ、しょうが料理があげられる。
皿鉢は、方々問い合わせをしてみると、あまり歓迎されるメニューではなさそうだ。
たまたま4連休の最終日に当たり、当日は満席、翌日は休日というところが多く思うような予約が出来なかった。
宮尾登美子の「陽暉楼」の舞台となった「得月楼」に、出掛ける前日に予約を入れたけれど体よくお断りされた。
最終手段で、ホテルに紹介してもらった。
フロントから予約を入れてもらって、歩いて5分という店に行った。
まさか、ここがホテルの推薦かと入り口でがっかりした。
この店を紹介するようでは高知のレベルが低いのか、ホテルの認識が低いのか。
写真は翌日はりまや橋の近くのすし屋でオーダーしたカツオの塩たたきである。
すし屋と言え、美味しかったのはこのたたきだけ。
「旅に出たなら何食べる」を書きたくなるところには行き当たらなかった。
美味しいものに当たらなかったのでマイナス20ポイント。


大歩危

高知城は方々にある展示説明用のボタンが同時に押されるし、子供たちが走り回るので、ガイドさんの声がかき消された。
その上、蒸し暑さと、喧噪と、続く階段で体力が消耗して、気力までなくした。
ちょっと、城に興味を持ち始めた矢先だったけれど、外から眺めるほうが良いかとまた元の考えに戻りそうだ。
マイナス10ポイント。


岡山から高知へは「アンパンマン電車」

高知は親切な人が多い。
google mapを見ていると、すぐに声をかけてくれる。
旅人だからというよりも、困っていそうな人がいたら、つい声をかけてしまうといった感じである。
「いごっそう」というより「ホットハート」を感じた。

帰った翌日に高知駅前のレンタカー会社からハガキが届いた。
レンタカー使用のお礼と、書いてくれた人の一口高知観光と、またおいでくださいの文章でまとめられっていた。
レンタカー会社からハガキを頂くのは初めてなので、それもびっくりした。
家人が「こんなはがきを受け取ると、ほっこりするなー。また行きたくなるな」と言った。
私は、「庭をもう一度見たいから春に行こうよ。けれど次はマイカーがいいわ」というと家人は「そうだね」と返事した。
「あのー、そうするとレンタカー要らないのですが」というと家人は「あっ、それはちょっと」と困っていた。
このはがきはマイナス20ポイントを埋める効果があった。
またリベンジしよう。

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