和久傳の森|安野光雅美術館 ‐ 京都
「三十光年の星たち」のあとがきを読むまではこの小説に出てくる人たちが和久傳の森とつながっているとは想像だにしていなかった。
旅行社から送られるパンフに「和久傳の森」を見つけて「何処のことだろうか」と思ったけれどスルリと忘れていた森だった。
2007年5月3日に1600人で植林したという森を見たい気持ちが湧いて来た。
幸い我が家からは150km足らず、2時間も走ればついてしまうだろう。
梅雨入りしたので、しばらくチャンスはないだろうと思っていたのに、昨日は一日晴れマークがついた。
そうなるとじっとしてはおられないので、昼前から思い切って行って来た。
和久傳の森の大きな門の前に立つとその先に踏み込むのにドキドキする。
はるか向こうに和久傳の工房レストランのある建物が見える。
ここのレストランのランチを目的に運転した家人の為に早速中に入った。
京都の料亭と違って久美浜のレストランはカジュアルでお値段も優しい。
MORI お魚のセット 2,592円
丹後野菜と卵黄のソース
春キャベツともずくの温物
丹後魚のお造り
ちりめんじゃこ
丹後無農薬米コシヒカリの釜炊きご飯
お漬物 お汁
お昼を大分過ぎて到着したのが良かったのか、テーブルは空いていた。
「うす味ですから」とテーブルの上には7種類の虹のような塩をはじめとして色々な調味料が並べられていた。
一番のお気に入りは、生姜と麹と醤油で作られ生姜麹だった。
暖かいごはんに載せるとお箸が止まらなくなる、危険食物である。
MORIから反対の黒い建物は「安野光雅美術館」である。
設計は安藤忠雄と聞かなくてもコンクリートの塀を見ればそれと分かる。
わざわざこのコンクリートの道を歩いて(日差しがきつかったから)美術館に到着
絵画は、四季折々にかけ替えられるらしいので、楽しみができた。
安野さんの美術館は出身地の津和野にもあって2度ほど行ったことがある。
今回の「御所の花」安野さんが皇后陛下の本の装丁をなされたご縁から御所の花を描く機会を得たとか。
私の一番は「ヤブラン」水彩なの小さな花ツブの立体感に吸い寄せられた。
美術館は所々に外の日差しが遠慮気味に入るけれど、ほとんどは壁で気が付かないほどに気配りされた照明のお陰で鑑賞に集中できた。
外は風が出て少し寒くなり、聞こえてくるのは鳥の鳴き声ばかり。
季節を選んでいくと最高の場所である。
帰り道の宮津(天橋立近く)には富士酢がプロデュースする「aceto]というイタリアンがあることが分かり次の楽しみが増して来た。
先日行った越前海岸といい今回の丹後半島といい、田舎の発展が目立ってきた。
施設情報
施設名 | 和久傳の森 |
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住 所 | 〒629-3559 京都府京丹後市久美浜町谷764 |
TEL・FAX | TEL/FAX:0772-84-9901 |
駐車場・ 各交通機関 |
■ 車の場合:京丹後大宮ICから京都縦貫自動車道を降り、国道312号を久美浜・豊岡方面へ約25分。 バス停「谷工業団地前」にある和久傳の森の看板のある左の坂を上りましたら左側に和久傳の森の駐車場有ろ。 ■ 電車の場合: ●京都丹後鉄道「久美浜駅」下車 (1)久美浜タクシー:0772-66-3938(要予約) :所要時間15分、運賃目安 2,500円程 (2)丹海バス 谷工業団地前 下車 :所要時間15分、運賃 200円 ●京都丹後鉄道「峰山駅」下車の場合 |
開館時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 毎週火曜日(祝の場合は翌日)、年末年始の12月29日~1月1日 |
入館料 | 一般:1,000円、中高校生:600円、小学生:400円 |
京都府京丹後市久美浜町谷764 ※店舗及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください |
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