守山の畑からの招待

毎年、畑の大きなスモモの木が実る季節になると守山の畑から招待LINEが届く。
「今年のスモモは不作だから期待しないで」と書かれていたが、何時も野菜畑の自由収穫付きである。
畑主はお百姓顔負けの畑上手で、広い畑には立派な野菜が実っている。

今年のスモモは去年の四分の一の収穫だったけれど、去年が異常で我が家には十分以上だった。
家人は収穫するはしから味見をしていた、スモモは家人の大好物で生で良し、ジャムで良し、去年はリカーまで作った。

スイカの葉っぱを見たのは初めて

スイカは受粉が必要だけど、雌花を見つけるのは難しかった。
やっと見つけた雌花

初めて見る野菜、メキシカンバナナクリーム。巨大なシシトウだが、辛さは全くないという。

そして、お楽しみはトマトハウス

水をやらずに育てるトマトの甘い事、もうスーパーのトマトには戻れない。しかしトマトも不作、例年は黄色いトマトや大きさ色々のトマトを宝石箱のように詰め合わせて届けて頂いていた。

「少なくて申し訳ないわー」と、仰る畑主さん、
「これ以上は冷蔵庫に入りませんからこの辺で」と言いながら気になる鉢があった。
口と裏腹に目は鉢に釘付け。
何かといえば無花果である。挿し芽をしたら沢山付いたとお聞きしていたけれど、そのズラーッと並んだ鉢たちだった。
「一鉢頂いていいかしら」本音は正直に出てしまう。
「はい、どうぞ」と言われた時には頂きたい鉢は決まっていた。
小さい鉢ながら実が付いているのだ。

無花果にも目がない。
ワクワクと家に帰って冷静になると、挿し芽した鉢は沢山あったけれど実が付いていたのはこの鉢だけだった。
「いくら好きでも一寸ね。」流石に良心が咎めた。
お詫びLINEを入れたら「帰って来た主人は、直ぐに気が付いたようです」と返信が来た。「でもいいですよ、親木はあるんですから。」
今年、無花果が出来ても多分私は知らせてもらえないだろうな。木が裸になると嫌われただろうから。
欲張って、大きな魚を逃がしたような気がする。
しかし、優しいLINEが届いた。「鉢を大きくすると、今年収穫できますよ。」と。それを読んで安心した。

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