モネと竜馬|高知の旅 – 2

高知駅に着いたのは午前11時半だった。
駅前でレンタカーを借りて「竜馬が生まれたまち記念館」に向かった。
そこからは、ガイドさんと高知城内までの3時間ツアーを予約している。
その後は、桂浜に足を延ばして竜馬記念館の見学をするのが半日のスケジュールだ。
竜馬記念館は午後5時に閉館する。見学には少なくとも90分必要らしい。
桂浜までは市内から車で2-30分ほどを見なければならない。
時間の配分はかなりシビアだったけれど、ガイドさんと話し合い3時間のコースを急ぎ足で2時間半でまわった。
しかもスタート時間は30分早めた。

竜馬の生まれたまち記念館は竜馬の座像が珍しいと言われている。
観光ガイドは9コースもあって、興味のある分野を選択することが出来る。
竜馬好きには至れり尽くせりのコースで4,5日かけて堪能するのもいいだろう。
記念館の中は竜馬が住んでいた頃の町並みのジオラマがあって、記念館の周囲は当時の道路が残される。
この道を真っ直ぐ行くと竜馬の生家に行けます等と案内されると、町並みは変わっても当時を近くに感じられる。
館内の案内が終わると電車で高知城に向かった。
一人、200円を払って路面電車の中から町並みを眺めると観光の気分は盛り上がる。

高知城は今まで行ったお城の中では一番しんどい城だった。
台風が近くを通過しているせいか、残暑に加え湿気を含んだ風があり、いつもより疲労感があった。
城門から先は階段、その先も階段、その先も階段。
歩幅も階段の高さも私には合わないサイズ。
最後は階段を上がり切りたいと思う気持ちが優先して、下を向いてひたすら上った。
この城の印象はそれに尽きる。
石垣は野積で大津市坂本の穴太衆が積んだもので、最近修復した時も坂本から職人を呼んだそうだ。
「偉大なり穴太衆」と心の中で喝采した。

坂本竜馬記念館は太平洋を見下ろす高台にあった。
館内の展示は充実していて、確かにどこよりも時間はかかる。
竜馬の手紙が多数展示され、現代文にされているのでついつい読んでしまう。
ここにきて幕末の人間関係は立体的に理解できて、頭の中が整理された。
受験生は、ここに来ると、幕末は卒業できるだろう。

桂浜の竜馬像は記念館と少し離れた場所にあった。
ここもまた階段を上がらねばならない。
見上げるほど上にある竜馬像は台座が高いからであった。
何度も映像で見ているので、それを確かめた程度に見学。
さて、桂浜はと思うと、今度は階段を下る。

ここも映像の通り。
浜辺を散歩して駐車場に戻るのは竜馬像からのコースよりもいくらかは楽だった。
この日は、1万歩をはるかにこえた、それも階段が多かった。
翌日は腿のあたりに疲れが残り、2年前に中国黄山で何キロも階段を上がれた体力が落ちていることを実感した。
明日からは、歩かねば。

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