桃を求めて140キロ、まさかの“桃なし”

和歌山県名産「あらかわの桃」を求め、片道140km強の道のりを車で出発したのは朝6時半。一般道で3時間の見込みだったが、奈良の入口で通勤ラッシュに巻き込まれ、現地到着はまさかの10時であった。

「桃源郷」の看板を過ぎ、「選果場」が見えてくる頃には、選果場内にはすでに長蛇の列ができており、外気温は早くも35℃に達していた。
だが昨年の経験から、個人農園の方が狙い目と踏んで向かう。ところが、どこもかしこもシャッターが閉まっているではないか。やっと見つけた開いている農園も「予約分しかありません」と気の毒そうに説明してくれた。

猛暑のせいで収穫がほとんどないという。まさかの“桃不作”に加え、店頭に並ぶ桃は一瞬で売れていく。その姿はほぼ“幻の果実”。たまに出てくるパックは、もはや争奪戦。どこもかしこも桃ハンターで殺気立っていた。

私は俗にいう「茶箱」という企画外の桃が欲しいから現地に行く訳で、正規品なら近所のスーパーの方が安いかも知れない。そう言えば昨年感動して喜んだ「500円」のお得品は「今年はありません」と張り紙があった。
最後の望みをかけて「産直市場」へ。桃があるにはあったが、昨年ほどではない上に少しお高めに感じた。

桃の季節はこれからがピークになる。けれども不作は続いているようである。土日を避けたのは人込みを避けたかったからであるが平日の狂騒曲を見ると、現地に出掛けるのはもう無理かもしれない。
しかし、家人は「次は5時に出れば大丈夫だ」と励ましてくれる。

「気分転換になるから」と言って連れてきてくれた家人には感謝するが、脚と腰の痛みに“桃ショック”が加わり、帰り道の疲労は3倍増し。目的地まで行って桃が買えなかったという、なんとも“しまらない話”である。

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