桃と無花果と、和歌山の風

和歌山からの帰り道に、私がいつも楽しみにしている立ち寄り所がある。道の駅「柿の郷くどやま」である。ここには「産直市場 よってって」も併設されており、買い物がしやすく、非常に便利である。

この道の駅に立ち寄ること自体が、旅のひとつの楽しみとなっている。確か、昨年のブログにもそのことを書いたはずである。

昨日、桃の買い出しに失敗してがっかりしながら帰路についていた私は、この道の駅で「あらかわの桃」の箱が積まれているのを見つけて、興奮した。瑞々しい桃に救われた心持ちであった。さらに、初物の「いちじく」まで手に入れることができた。甘く、とろりとした無花果が、どれほど私の気持ちを慰めてくれたことか。

桃以外に買うものはないと心に決めていたのだが、「せっかくだから」と店内を見て回るうちに、気がつけば買い物かごはいっぱいになっていた。見たこともないケチャップ、和歌山のじゃこ天、そのほかどれもこれも生活の香りが濃く漂う、地に足のついた品々ばかりであった。
ケチャップは静岡産、すし酢は神戸市のマルカン、近くのスーパーにないものは私にとっては初物である。



レジで会計を済ませようとしたところ、1万円札では足りなかった。手にしたレシートをじっくり眺めてみても、これといって目立つ贅沢品があるわけではない。それでも、帰りの車中では不思議と心が満たされ、100kmの道のりも気分良く帰ってこられた。

旅の途中に、心を満たしてくれる場所──それが私にとっての道の駅「柿の郷くどやま」である。
これからも、ここに立ち寄るたびに何か新しい発見と小さな幸せがあることを、密かに期待している。

気になることが一つ
23年度の古米が山積みで残されている事であった。3000円以上は高くて買えないのか、もうすでに米は間に合っているのか。

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