フォッサマグナ(大きな溝)- 今更ながらの関心事|糸魚川市

フォッサマグナとはラテン語で「大きな溝」と言う意味である。

現在、日本にある「世界ジオパーク」9地域のうち、新潟県の糸魚川は2009年に日本で初めてユネスコに認定された3地域のひとつである。
糸魚川が認められた理由のひとつは「フォッサマグナ」だった。
フォッサマグナがむき出しで見られるところが「フォッサマグナパーク」で「フォッサマグナミュージアム」とはかなり離れた場所にある。

東側が「1600万年前の安山岩」、西側が「2億6000万年より前の変斑れい岩」と言われている。その間に挟まれた部分は何度も破壊された末に粘土になっている。
それでも、2億4400万年も差のある地層が並んでいると聞けば感慨深い
そして、ここが、フォッサマグナの西側の断層である糸魚川―静岡構造線、そして、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界になる。

フォッサマグナについては私が説明するよりこちらに詳しく書いているのでご覧ください。

私がジオパークやフォッサマグナに関心を持つようになったのは大鹿村の「中央構造線博物館」の見学がきっかけになった。
フォッサマグナと中央構造線は全く別物である。
中央構造線はフォッサマグナより長く1000kmに及ぶ。
長野県の諏訪湖から天竜川に沿ってほぼ南に延び、愛知県の伊良湖水道、紀伊半島、淡路島の南の縁を経て四国から豊後水道、九州に至る。
地震が起きるのはこの構造線上とフォッサマグナの西縁 糸魚川―静岡 東縁 新発田小出構造線及び柏崎千葉構造線が多いし、活火山が点在する。 

「フォッサマグナは、日本列島がアジア大陸から離れる時にできた大地の裂け目と考えられています」等と解説されると想像力を掻き立てられて日本の成り立ちや人類の起源等に俄然と関心を寄せてしまう。
今の私が10代にだったら楽しいだろうなー。
いえいえ、つい数年前まで関心がなかったんだから今更ですぞ。

トップの写真は海底から隆起した明星山と高浪の池。
明星山は、約3億年前のサンゴ礁が移動してできた石灰岩の山で、小滝川ヒスイ峡にそそり立つ南壁は、小滝川から約450mもの高さがあり、上級者向けのロッククライミングの名所となっている。

明星山はサンゴの化石が見受けられ、下を流れる川は翡翠狭と呼ばれて沢山の翡翠を産出した。
谷村美術館に隣接する翡翠園の巨大な翡翠もここから運ばれたそうだ。

施設名 フォッサマグナパーク
住 所 〒949-0531 新潟県糸魚川市大字根小屋2482
TEL・FAX TEL:025-553-1880(管理:フォッサマグナミュージアム)
駐車場・
各交通機関
■ 車の場合:北陸自動車道 糸魚川ICから車で10分、下車後徒歩で10分(※フォッサマグナパークとは別の施設です。カーナビ等でお越しになる際は電話番号で検索しないようご注意ください。)
■ 電車の場合:JR大糸線 根知駅から徒歩で15分
■ 駐車場:普通車15台(無料)
休園日 ※平成30年12月3日~平成31年4月中旬まで冬季閉園
その他 ※平成30年8月2日(木)リニューアルオープンしました
新潟県糸魚川市大字根小屋2482
Googleのロゴ(スマホは地図上)をクリックすると大きな地図で表示します。
※店舗及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください
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