桜を見ようよ｜花見山公園

一度見たら忘れられない美しい花咲く山を、テレビで見て以来頭の中は「花見山」でいっぱいになった。
4月10日前後が見頃らしい。
例年なら関西の桜はピークを過ぎて、外に出やすい時期ではあるけれどタイミングが合わず数年が過ぎてしまった。

今回行けたのは、旅行社から送られたパンフレットに「三春滝桜」と「花見山公園」に行くというコースを見つけたのがきっかけになった。
福島県は電車で行けば、東京周りになるになるので高額な旅費になる。
車で行けば往復に2泊、途中でしなければならない。
これが、出かけにくい理由の一つになつていたのも事実。

それだけに、目を見張る美しい風景に触れる喜びは格別だった。

赤いボケの花に交じって菜の花やレンギョウやサンシュユの黄色い花が薄い桜色を引き立てている。

山全体が花で埋まっているのだから歩いても、歩いても花が途切れることは無い。
秋山正太郎さんが「桃源郷」と称賛した花見山公園は、ぼーっと立ち尽くすほど美しかった。
地域の方々は、とても親切で迷いそうなところには必ず誰かが立っている。
その場所から行きたい場所への距離、かかる時間を正確に教えてくれる。
花見山が地域の人達の誇りであるととても良く分かった。

今回の旅行は、ツアーで良かったと思う事が沢山あった。
特に花見山はツアーをお勧めする。
ここは乗用車は入れないので、駅前からピストンバスで送られる。
ピストンバスは、いつ乗れるのか分からないほどの人、人が長蛇の列をなしていたのでツアーバスの有難味を知った。
ホテル（星野リゾート磐梯山温泉ホテルとホテルリステル猪苗代）は個人で泊まれば1泊の料金がツアー料金と同じになるほど快適なホテルで、これは大満足。
それに、バスのガイドさんが地域の話を沢山聞かせてくれる。これが面白かった。
団体行動は苦手なので、ツアーは敬遠していたけれど家人が居眠りできるのも良かった。

北陸新幹線に乗ると白銀の立山、降りれば妙高山、会津に行けば磐梯山、福島は安達太良山
沢山の名峰を思いがけず3日間共楽しめた。