一乗谷朝倉遺跡|福井市

日本のポンペイと呼ばれる遺跡がある。一乗谷朝倉氏遺跡(いちじょうだに あさくらし いせき)だ。
戦国時代、織田信長に滅ぼされるまで100年に渡りこの地を支配した戦国大名・朝倉氏の館と城下町の跡地だ。朝倉氏滅亡後、この地はそのまま見捨てられ、土砂にそして田畑の下にと埋もれていった。

そして今、400年間地中にあったこの城下町は現代に蘇りつつある。突如現れた戦国時代の城下町にタイムトリップしてみよう!(LINEトラベルjp)より

この記事を読んだ時から行って見たいと思う気持ちが募っていった。
400年地下にあった戦国時代の城下町を復元させたと言うだけでも一見の価値がある。



朝倉氏の最後の当主朝倉義景と信長との戦は「元亀の争乱」と言われて数年の戦いになった。
私の住む大津市も関係深く、朝倉氏は近江浅井氏や一向一揆と連合して近江坂本に出兵し、坂本から比叡山を保持し、京都進攻を図った。
信長は六角氏や阿波勢と和談を進め、越前勢の物資補給基地である堅田(かたた)を奪回しようとして失敗。
結局足利義昭や禁裏にすがって和睦を乞い、兵を戻した。
翌元亀2年信長は前年朝倉氏に協力した比叡山延暦寺と坂本日吉社を焼き討ちして見せしめにした
元亀4年織田信長の先兵は8月18日から20日まで3日3晩にわたって一乗谷を谷中一宇残さず放火し、破壊した。
義景も20日に自刃。享年41
真っ黒に焼けた石もそのまま復元されていた。
中途半端な予備知識で出かけたけれど、ガイドさんの丁寧な案内もあって遠い戦国時代を教科書の外で感じられる貴重なタイムトリップが出来た。


復元された家並みが並び、室内には人形を置いて想像しやすくしつらえている。

電柱等は地中に埋められて、すぐにでも映画の撮影が出来そうなものだ。
ここで撮影されたのはsoft bankのCMというのは笑えた。
多分福井県は相当な資金をつぎ込んでいると思うけれど、入場料の220円は70歳以上は無料になり、ガイド料も3月末まで無料。

朝倉館跡を見下ろす高台にある湯殿跡庭園
荒々しい石組の庭園で一乗谷最古の庭園

高台に上がり屋敷跡を一望して、いにしえの営みに想像をたくましくするのも楽しい。

施設名 一乗谷朝倉氏遺跡
住 所 〒910-2153
福井県福井市城戸ノ内町
TEL・FAX TEL:0776-41-2173
駐車場・
各交通機関
■ 車の場合:北陸自動車道福井ICから車で10分。
■ 電車の場合:JR福井駅から一乗谷朝倉特急バス、「復原町並」下車すぐ。
福井駅からJR越美北線で、一乗谷駅下車、徒歩15分。
開館時間 一乗谷朝倉氏遺跡/見学自由、復原町並/9~17時(入館は16:30まで)
休館日 無休 ただし年末年始を除く。
入館料 復原町並 / 個人@210 (団体20名以上割引有)
中学生以下、身体障害者、満70才以上無料
その他 駐車場:有
お問い合わせ先:朝倉氏遺跡保存協会 0776-41-2330
ボランティアガイド:有(要申込)
Googleのロゴ(スマホは地図上)をクリックすると大きな地図で表示します。
※店舗及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください
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