桜を見ようよ|京都 常照皇寺

常照皇寺に行ったのは20年ぶりになる。
途中の山中は、昨年9月の台風で倒れた杉が散乱して無残な姿が残されたままになっている。
京都の北の山中は、ほとんどこんな姿になっている。
トップ写真は常照皇寺の門にかかる御車返しの桜
この写真は内側から
門の上に降りかかるような桜を想像していたのでちょっと拍子抜けしたけれど、中に入ると木の下の方から開花が始まっていた。
常照皇寺には有名な3本の桜がある。
その一つが御車返しの桜。
この桜は一番開花が遅い。開花していれば他の2本は散っている。
御車返しの桜は後水尾天皇の命名と言われ、一重と八重の白い花が咲く。
丁度満開だった左近の桜。
岩倉具視が御所紫宸殿より株分けしたとされている。
満開をちょっと過ぎだったかも。
天然記念物九重桜は、エドヒガンの一変種タルシダレザクラに属し、ベニシダレといわれる品種で、光厳天皇・光明天皇お手植えと言われている。
チラチラ葉が見えるけれど、優しい風情の桜だった。
今は、腐朽が進み、花をつける枝は1本のみ。
根元には大きな空洞が見える。
歴代天皇の帰依を得た皇室ゆかりの寺なので境内は威厳に満ちている。
京北まで来ると、流石に静寂な空気が流れて、花見に浮かれるという雰囲気はなかった。
たまには、こんな静かな花見もいいものだ。
おまけ
常照皇寺の門前に咲く枝垂れ桜。
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