桜を見ようよ|福島県 三春の滝桜

何時の頃からこんなに桜が好きになったのかと考えると、南阿蘇の「一心行の大桜」に出会ってからのような気がする。
もう、20年くらい前の事になるけれど、遠目にも開花の様子が分かるほどの大きな山桜だった。
熊本震災の後、どうなっているかと気になっていたけれど、毎年変わらず沢山の花をつけているようだ。

さて、日本三大桜と言うと三春の滝桜、山高神代桜根尾谷薄墨桜と言われている。
その中でも、福島県の三春滝桜は関西からは遠く一番行きにくい場所にある。
相当覚悟をして腰を上げなければ見ることは叶わないと思うので今年こそはと力を入れた。
けれど、ここも数日前には雪が降り開花は遅れた模様である。
勿論満開の時に行きたいけれど、日帰り出来る場所でない限りは、仕方がないと諦めて出かけた。
net上では4月14日は満開予報だったけれど、結果は5分咲き。昨日は満開のようだった。

桜に、近づいて記念写真を撮る人が多い。

「1枚撮ったら、一寸空けてね」の視線は通じず、見直しては何枚も交代で写す人が多かった。
と、言う事で引いた写真は人だらけ、おのずとズームしてしまう。

5分咲きでも紅枝垂れ桜は全体がピンクの霞になっている。
風が吹くとピンクの袖を振って艶やかさは見とれるばかり。
衰えを見せない美貌の桜が、到底1000年もこの地にあったとは思えない。
1000年の時が想像できないのだ。

滝桜は、大正11年10月12日に、桜の木としては初めて国の天然記念物に指定された名木です。皇居宮殿の正殿松の間を杉戸絵「櫻」(橋本明治画伯)や、赤坂サカス赤坂Bizタワー壁画「四季樹木図」(千住博画伯)が、滝桜をモデルに描かれたことでも知られています。(滝桜 基本情報より)

滝桜が植えられた1000年前は平安時代、紫式部が源氏物語を書いた頃だろう。
あれから1000年。
滝桜は、今の時代に目を回していないかしらん。
そして、私の知り得ない100年先の世界も見るのだろう。
そう思うと、桜に尊敬の念さえ覚える。

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