下北半島-大間崎

荒れる海でマグロを追う漁師のドラマを観て以来、本州最北端の大間崎にいつかは行きたいという思いがあった。
なので大間崎は、このツアーに参加した理由の一つになる。

最北端の碑を認めて、ここへ来たことで積年の思いを果たしたような気がした。

大間崎公園を外れると、人通りのない漁村風景があった。
こういう風景を想像していたので期待を裏切られずにホッとした。
もう少し錆びていても良かったかも。
さて、肝心の漁船はどこかと探したら、公園から少し離れた港で見かけた。

意外と小さい船でびっくりした。鮪漁船かどうかは分からなかった。
もっと驚いたのは公園に啄木の碑があった事。

「大といふ字を 百あまり砂に書き 死ぬことをやめて 帰り来れり」
「東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたはむる」
「大海にむかひて一人 七八日 泣きなむとすと家を出でにき」

大間崎と啄木、どんな関連があるのだろうか。
東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたわむる 「一握の砂 代表作品」
この小島は大間崎の沖合に浮かぶ弁天島のことを詠んでいるとされて、弁天島の見えるところに歌碑が立てられたそうだ。
そうだったかなー?


白黒の灯台を修理中の弁天島

啄木が大間に住んだ記録は無いように思う。
函館に向かう時は津軽半島から連絡船が出ていたはずで、下北半島からは函館はすぐそばに見えるけれど当時の交通機関の事は分からない。旅をしたのだろうか。
この東海は、少し前に行った函館の大森浜の説もあったと思う。

啄木の暗く感じる歌碑は大間崎には似合わないと感じるのは私だけかしらん?
大間崎のイメージがいささか、小さくなった。

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