瑠璃光寺|山口市

足の捻挫は骨折の痛みではないので、なんとか歩けた。
大津まで帰る時間を考えると、時間配分は慎重にならざるを得ない。
そういう事情で、青海島の観光船を降りると直ぐに、瑠璃光寺へ向かった。
途中、道の駅で萩の夏ミカンなどを買い込みながら風光明媚な海岸線と山道をドライブして、お昼過ぎに瑠璃光寺の駐車場に到着した。
駐車場から見上げると、すぐ傍に瑠璃光寺の五重塔の上部がみえる。
その姿が神々しいほど美しく、池を通して見える場所まで足を引きずりながら急いだ。

瑠璃光寺の五重塔は全国の屋外にある五重塔のうちで10番目に古く、奈良の法隆寺、京都の醍醐寺の塔と並んで「日本三名塔」にあげられている。



醍醐寺も法隆寺も行ったけれど、これほど感動した記憶がない。
何にそれほど感動したのかというと、桧皮葺(ひわだぶき)屋根のそり返りが丁度私に心地良いリズムを感じさせたのだろう。

どこから眺めても非の打ちどころないほど凛としていた。

塔の真下にある石碑には、司馬遼太郎の「長州は、いい塔を持っている」の一節が刻まれている。

(長州はいい塔をもっている)
と、惚れぼれするおもいであった。
長州人の優しさというものは、
山口に八街九陌をつくった大内弘世や、
ザビエルを保護した義隆などの
大内文化を知らねば
わからないような気もする。
 司馬遼太郎
  「街道をゆく」(一)長州路より
石碑の横から遊歩道があって、登っていくと塔の屋根部分を目の高さに見ることが出来るらしい。
今回は、ねん挫で登れずに心を残すことになった。

瑠璃光寺の解説は⇒Wikipediaをご覧ください

名称 保寧山 瑠璃光寺
住 所 〒753-0081
山口県山口市香山町7−1
TEL・FAX TEL:083-922-2409
駐車場・
各交通機関
■ 車の場合:中国自動車道小郡ICから車で20分
■ 電車の場合:JR「新山口駅」からバスで30分
「県庁前」バス停から徒歩で10分
山口県山口市香山町7−1
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