桜咲く錦帯橋|岩国市

今回の旅の目的は錦帯橋の桜にフォーカスしていた。
初日に広島泊まりとしたのは、翌日に錦帯橋と宮島の桜を観て帰るというコースだったからだ。
博多に暮らしたころ、大津に向けて車で帰ることが多かったけれど、高速道路を走るので錦帯橋も宮島も縁のないところだ。
兼ねがね憧れていた錦帯橋に行く機会を得て意気揚々と計画した。
ところが、ホテルを検索していたら大谷山荘の格安情報があって、思いがけない展開になった。
2泊目を大谷山荘とすると、旅計画はその先に延びていき、角島や元乃隅神社や青海島がコースに入った。
角島に行くには錦帯橋を諦めるしかない。
錦帯橋は桜の名所で、通行規制や駐車が難しいらしいので2日目は角島に向けて出発した。



それが功を奏して2日目の宿には早めに到着した。
さて、帰り道はどうしたものかと思案しながら錦帯橋のサイトを見ると、平日は交通規制がない上に今年は空いていると分かった。
やっぱり行きたい。
朝一番で青海島クルーズ、午前中に瑠璃光寺に寄れば昼過ぎには錦帯橋に行ける。
ねん挫をするというアクシデントで錦帯橋を歩くのは無理かもしれないけれど、その美しい姿を観れるのは嬉しい。

遠くに見える岩国城跡にケーブルで上がれば桜の町が川が錦帯橋が、一望に見えるらしいけれど、今回は橋に限った。
歩くより遠くに見るほうがはるかに美しいとは思うけれど、この橋は歩いてみたかった。

全長200mくらいなので往復その他で500m位を歩けるのか。
慎重に進めば歩けなくはない。

錦帯橋は延宝元年(1673年)、岩国藩主・吉川広嘉(きっかわひろよし)が岩国城と城下町を結ぶため、錦川に架橋した木造の5連アーチ橋で日本三名橋と言われている。
日本三名橋に関しては諸説あり定かでありません。一般的に東京都中央区の日本橋、山口県岩国市の錦帯橋、そして長崎県長崎市の眼鏡橋と江戸時代に架橋された3つの橋が三名橋とされています。ただし、選者も定かでありません。日本橋の代わりに二重橋(東京都)とする説もありますが、二重橋は明治以降なので時代が合わないことに。(旅マガジンより)

歩いてみると、アーチの高さはあるものの歩き易く設計された橋であることが分かる。
優雅な五連アーチをゆっくりゆっくり歩いて積年の思いを遂げた。

帰路は420kmあり、20時30分に帰宅。
全行程の走行距離は1376.8kmだった。

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