かんてんパパ、小布施オープンガーデン|ガーデンソイル ‐ 須坂|信州花めぐり3
小布施の町は通年オープンガーデンをしているところが多い。
数年前に「伊那のかんてんパパ」が小布施に進出してきたという。
かんてんパパは、茅葺きの屋根に立派な赤松のある素敵な庭だった。
オープンガーデンの印が小さく添えられている。
綺麗に整いすぎているけれど、美しい園路は店舗へと誘っていた。
店舗はコンパクトで庭の何分の一にもみたない。
知る人ぞ知るけれど、知らない人は何だろうと思うくらいにさりげない店舗だった。
慎みとか遠慮とかの言葉を思い出した。
お店情報
店 名 | かんてんぱぱショップ 小布施店 |
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住 所 | 〒381-0201 小布施町中町1117 |
TEL・予約 | 026-242-6280 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:30 ( 12~3月中旬は18時まで ) |
定休日 | 年中無休 ( 年末年始を除く ) |
その他 | 駐車場:有 |
小布施町中町1117 ※お店及び、ギャラリー・美術館などの情報は記事作成時点のものです。最新の情報は公式ホームページにてご確認ください |
町中を歩いていると方々にオープンガーデンの表札が見えて、気持ちの良い小道が続いている。
イングリッシュガーデンとか花の庭ではないけれど、日本庭の美しさを再認識させられる庭が
沢山あった。
昨今の「にわかガーデンブーム」で作った庭ではなく、何十年も前からそこにある庭には風格が有った。
バラだ、宿根草だと追いかけていた私の上に、日本人の心を見せつけるように衝撃を与える
庭があった。
小布施堂の門(内側から)
門をくぐって入ったところ、私の家なら1軒悠々と建てられそうな空間、
心が広々と寛ぐとはこんな空間に出会った時のことだろうか。
胸の中の空気がすうーつと抜けて、こんこんと力が満ちる庭だった。
そうだ、小布施に来たなら歩きたい栗の小道がある。
どこだっただろうかと歩き回ると、北斎館やあかり博物館といった懐かしい看板が見えた。
近づくと、栗の小道はあったけれど、私の記憶の小道ではなさそう。
辺りの店舗は湯布院の町にも似て、作られすぎた感じが意に沿わなかった。
町の佇まいには、久しぶりに会った恋人に失恋したくらいがっかりした。
けれど手入れの行き届いた日本庭園は京都の庭には感じなかった感動があった。
広すぎず、狭すぎず程よい庭だった。
そして須坂に
ガーデンソイルさんに来るのは3年ぶりくらいだろうか。
以前訪問した際の記事はこちらから↓
ガーデンソイル ‐ 1500坪の土地でドォーンと庭作り|長野 須坂オープンガーデン
ヴィラデスト ‐ カフェ|ガーデンソイル|長野,須阪|秋苗を求めて1000kmの旅
ガーデンソイル ‐ 長野,須阪|信州 ‐ 花の旅
車を降りるといい匂いが周囲に充ちていた。
見上げるとニセアカシアプルプレアに満開の白い花が付いている。
芳香はこの花らしい。
アカシアの花を見るのは初めてだった。
ライム色の美しい葉色に白い花。どこを写しても絵になるガーデン。
心地よい風が吹いていた。
我が家の庭に1本欲しいけれど、大木に育つので家では鉢の中に入れてある。
これでは花は望めないだろう。
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