勝沼ぶどうの丘|山梨|ぶどうと桃を求めて
朝霧高原からの帰り道、東海道を帰れば早い事は分かっているけれど、
わざわざ遠回りするのが私流。
河口湖経由で山梨県へ。
この季節は、勝沼のぶどう、宮御坂の桃は外せない。
家人はぶどうの木を見ると、毎回同じ事を言う。
「ぶどうの木は良く働く」1本の木が枝を伸ばして沢山の実をつけている様を見てこうつぶやく。
これは仕事人間の名残りのセリフだろう。
勝沼の山の手を走ると、周りは全てぶどう園、何処に入っても同じように思うけれど、さにあらず。
ぶどうの種類も多く名前はお覚えられないけれど、色々と試食できるのは嬉しい。
試食がチマチマしているところは退散する方がいい。
しっかり試食をして、美味しいぶどうをゲット。ついでに地下のワインカーヴも見学してきた。
山梨のワインがズラリと並び、有料で全てのワインを試飲できる。
ポルトガルのワイン工場に比べると、模型のように小さく狭い。
ポルトガルは瓶詰ではなく巨大な樽が並んでいた。
ワインの香りがムンムンして傍を通るだけでも酔いそうだった。
勝沼にはトンネルを利用したワインカーヴもあって月決めで個人やレストランのワインを保管してくれるそうだ。ただし、順番待ちが続いているとか。
カーヴを借りるくらいワインが飲めれば私の人生も違ってたんじゃないの~。
娘の為にロゼを1本買った。
北海道のチーズが残っているので、このワインを飲みながら映画鑑賞でもしよう。
お次は、桃を求めて畑をウロウロ。
ぶどうの丘の近くに気持ちのいい木陰に学校の机を並べた農園があった。
あたまの上に桃が実っている。
今の季節は「川中島」が旬らしい。
幾分硬い桃を1個、ナイフとお皿付きで渡された。
この気風の良さが私を引き付ける。
果肉を口に含むと、あまーい桃ジュースが口中に広がった。
この頃は、スーパーでも美味しい桃が出揃っているけれど、桃園は一味違う。
山梨経由にして大成功だ。
「おいしいー」
頭の上から風に乗って、桃の香りが漂って来た。
あー幸せ。
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