旅に出たなら何食べるー伊那市の隠れた名店「木燕」で味わう薬膳中華ランチ
長野県伊那市にある「木燕」という中華料理店に行ってきた。自家製の調味料を使い、地元の食材にこだわった料理を提供しているお店である。この度、「かんてんぱぱ」や「産直市場グリーンファーム」へ行く機会があり、その近くにある「木燕」にも立ち寄ることにした。
予定時間より少し早く近くに到着したものの、「木燕」がどこにあるのかさっぱり分からなかった。スマホで道案内をしてもらいながら、ようやく辿り着いたのは、まさかの路地裏飲み屋街であった。
ちょっとした冒険気分でお店のドアを開けると、赤いクロスのかかったテーブルとショープレートが目に飛び込んできた。
「木燕」の魅力は、地元の食材にこだわり、ここでしか味わえない中華料理を提供している点である。一般的な町中華とは一味違う、薬膳を取り入れたコース料理が楽しめる。見た目の派手さはないし、一口で「あっ美味しい」と感動するわけでもなかったが、食事が進むにつれて薬膳の優しい味と滋味が伝わって来た。
オーナーは若い方で、料理から接客まで全てを一人でこなしている。そのため、コース料理はどうしても時間がかかるが、一品一品丁寧に作られている。この日はランチに約2時間がかかった。
お腹が満たされると共に、時間を忘れて食事を楽しむことができた。
一つ残念だったのは、料理の盛り付けに空間が少なくて、地味に見えてしまったことである。
スタート時にはショープレートが使われていたのだから、各料理の見た目がもう少し工夫されていれば、より一層魅力的になったかもしれない。
全体的に初めての食感を楽しむことが出来たし、新しい発見があった。
薬膳中華ということで、健康的な料理を求める方にもぴったりのお店である。
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