友人と過ごす近江八幡の一日

東京からの友人を案内して近江八幡までドライブをした
先月末まで丸の内のビル街で仕事をしていた彼女に、琵琶湖の美しい風景を見せたくて「堅田駅」で待ち合わせ、対岸に比良山系の山並みが見える湖周道路を走った。
元々ご出身は関西と言う彼女は私以上に流ちょうな関西弁で話をする。無論私に合わせてくれているのだけれど、私の関西弁は怪しいものだ。
駅で出会った途端に挨拶も忘れて機関銃のように話し始めるのは何時のとおり。
インスタで彼女の毎日を熟知しているので昨日も会っていたような感覚なのである
お昼は、近江八幡と言えば近江牛と言う事で「ティファニー」のステーキランチを選んだ。
ここならば、美食家の彼女にお勧めしても喜ばれるはずは大正解で「わぁーステーキ、嬉しいわー」と期待以上の反応で私を喜ばせてくれた。
久しぶりの近江牛は脂の旨味や肉の柔らかさが絶妙で、塩や山葵で美味しく頂いた。最初に供された 冷製トマトスープも、トマト味が凝縮されて、ひと口目からため息が漏れるほどの美味しさだった。
食後の珈琲は「ラ・コリーナ」へと席を替えた。
何時になく空いていた「ラ・コリーナ」の2階のカフェに落ち着いてアイスコーヒー1杯で時間の限り会話に没頭した。
打てば響く彼女との会話は途切れる事が無い。
人生観、食事、健康、どの話題でも共感し合える。
ひとり暮らしの彼女が毎日作る手料理に感心している私に、何処にでも気軽に出かける私の行動力を褒めてくれるのが嬉しい。
彼女は絵手紙、習字、金継と根気のいる趣味をお持ちで、月に一度は気の置けない友人と雀卓を囲むそうだ。
「関西に帰ってこない?」と水を向けると「これからの時間は友人の存在がとても大切。だから東京を離れられない」ときっぱり言われた。充実した東京の生活があるのだ。
同じ年でも私と大違い、丸の内まで通勤していた彼女は眩しかった。
弱音、本気、希望を語り合う時間は短かったが「近江八幡駅」にお見送りする車中で「近江八幡を選ばなくても話が出来る場所ならどこでも良かったってことねと」と笑った。
帰宅の電車の中から2本のインスタが投稿されていた。
本当に仕事が早い。
頭と体をフル回転させる彼女にいい刺激をもらって充電出来た。
いい一日だった。
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