三日目の初売り、10%引きの向こう側

お正月の三日目に、京都のデパートの初売りに出掛けた。
正月に神社以外の場所へ出掛けるという経験はあまりない。京都に住む姪が声をかけてきたので、ものは試しと乗ってみた。
昼過ぎの電車が満席だったのには驚いた。正月も三日目ともなると、もう日常に戻り始めている人が多いのだろうか。

湖西線のホームから琵琶湖越しの近江富士(三上山)
店内のあちこちに「10%OFF」の張り紙が見える。
たった10%だけなのか、と正直なところセールとしての魅力の薄さに拍子抜けした。
この時期、恒例の北海道展が開催されている。吸い込まれるように会場へ行き、「とん田の豚丼のたれ」を探したが、今年も出展はなかった。残念である。
一方、家人の好物である「ハッカ飴」は、例年通りきちんと並んでいた。
かなり以前になるが、北見で「3個1000円」で買ったことがある。それが記憶の中では最安値だ。近年はご多分に漏れず、かなり高騰している。
ところが今日は、少し面白い売り方をしていた。5個買えば1個が無料で付くという。5個の価格は2050円。そこに1個加わると、計算上はほぼ「3個1000円」に近づく。
さらに10%引きの優待券を使ったので、支払いは1998円となった。
久しぶりに高騰するハッカ飴に一矢報いたような気分になり、内心喝采を上げた。
ところがである。
「うん? これ、以前より軽くないですか」と聞いてみると、現在は240gで、以前は270gだったという。
なるほど、表面価格を合わせただけの話であった。喝采を上げる気分は、ここで急速にしぼんだ。
企業もそれぞれ努力はしているのだろう。
それでも、物価高が身に沁みる――そんなことを実感させられる、三日目のお正月の買い物であった。
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