風の盆-2019

4年ぶりに[風の盆]に出かけた。
前回は2015年で雨の風の盆になった。
2015年に20年前に初めて行ったとか、4回目とか書いているので今回は初めて行ってから24年ぶり5回目となる。
初めて行った頃は若く、徹夜も平気だったけれど、年々徹夜はしんどくなった。
今回こそ最後と思うと10日も前から天気予報から目が離せない。
ところが台風や秋雨やで前夜祭から雨続きだった。
今年は八尾町に宿泊出来るので、何としても行きたいとの思いが募り、運を天に任せて出かけた。

幸い雨には当たらず、初めて聴いて以来、忘れられない哀調をおびた三味線、胡弓、太鼓と越中おわら節の歌声に浸れた。
でも、今までとは違う。
十重二十重の人垣で踊りの列を間近に見ようと思えば数時間我慢して待ち続けるしかなかったのに、今年は人垣がなかった。
観光バスが引き上げる夜9時過ぎに出かけたからとしても人出が少ない。

人波が怖かったけれど、少なすぎるのも拍子抜けする。
am12:00を過ぎると町ながしが途切れた。
今までは町のどこかでいきなり始まったものだけでその気配もない。
「風の盆」の翌日は普通に出勤という人たちが踊り手なので、昔のようには出来ない現実と、高齢化で、踊り続けることが困難とも聞いた。

それでも「風の盆」は日本人の心を揺さぶる祭りであることに変わりない。

「歳月人を待たず」
この漢詩が頭をかすめるようになった。

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