暮は第九

暮は、ほろ酔いコンサートと南座の顔見世と、決まっていたのは10年も前の事。
最近は市場周りで暮の雰囲気を味わっている。
その私がびわ湖ホールの「第九2010」に出かけた。
クラッシックは苦手分野である。
その私がびわ湖ホールに出かけたのには理由がある。
skogランチを作ってくれる伊関さんの助手を務める恵子さんが毎年、このコンサートの合唱に参加しているからだ。
土曜の午後の道路はひどく混んで、余裕を持って出かけたにも関わらず、席に座れたのは開演直前になった。
下野竜也指揮、大阪フィルハーモニー交響楽団による、交響曲第九番二短調(合唱つき)
合唱の人数は二百以上のようだった。
ゲストのテノールが朗々と響きバリトン、ソプラノ、アルトが深みを増していく。
大合唱団が唄うとパイプオルガンのような反響がホールの天井から響いてきた。
しかし、私は指揮者のタクトに気を取られてしまった。
指揮棒は美しくそれが振られるたびに右、左と楽団の動きが変わる。
あら、面白いと思う内に指揮者の決めスタイルがあるようで、何しろ動くものはそれしかないのだから。
クラッシック初心者にも第九は耳慣れしているので入りやすい曲だった。
客席は緊張しているのか咳ひとつない、と言うのもクラッシックという分野からだろうか。
ほろ酔いコンサートは入り口で樽酒を頂いて、舞台には一升瓶をドンと置いて騒いでいたし、顔見世もお弁当の包みがガサゴソと音を立てているし、途中で掛け声をかけるのも格好いい。
こんなお行儀のいい聴衆のコンサートがあるんだ。
ともかく2010年12月に初体験をした。

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