井上陽水コンサート|大阪フェスティバルホール

愚痴日記を書ていると、心まで病んできそうなので陽水のコンサートで気分を変えよう。
姉母に脳梗塞が認められた翌日の金曜日は、大阪フェスティバルホールで陽水のコンサートの予定が入っていた。
夜7時開演なので、余裕で行けると思っていたら間違いだった。
姉母の食事介助が終わって帰れば9時。ちょっと疲れたと横になったら、もう時間がない。
急いて駆けつけて開演10分前に滑り込んだ。
2階の一番前、センター席はとても居心地の良い席だった。
ステージがすべて見渡せて、距離も遠からず、近からず。
久しぶりの大音響、2階席の床から振動が上がってくる。
陽水の声は衰えを知らず、独特な歌声がフェスティバルホールを包み込む。
客席は男性が多い。スーツにリュック姿の今風な人から、白髪の人まで対象年齢は幅広い。
懐かしい「傘がない」や「リンゴ売り」等のナンバーになると1階席は総立ちになり、ステージに駆け寄り人々の間が波のように揺れ始めた。
そのエネルギーのほとばしりを目の当たりにして、田舎者の私と家人は唖然呆然。
陽水は会話が長いと聞いていたけれど、やはり長い。
7時に始まれば9時に終わるだろうと思ったら10時前になった。
耳の中をシンセやギターやドラムの余韻が鳴り続けた。
大阪駅に向かう道路は、フェスティバルホールから出てくる人波が帯のようになって続いている。
陽水衰えを知らず、大阪はエネルギーの坩堝。
今日は、とんでもないチョンボをした。
朝10時の約束をすっかり忘れて出かけてしまった。
再度、夕方6時に変更したらそれも忘れてしまった。
どうかしてる。
今日は早寝しなければ。
アクセルとブレーキだけは間違わないようにと頭の中に警鐘が鳴る。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。