• 2023.7.2
• 観光施設, 山形
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旅ゆけばー観光編・山居倉庫・山形県酒田市

山居倉庫は旅行社から送られてくるパンフを見た時に心惹かれた風景だった。
今回の東北旅行は青森県がメインだったけれど、帰路を考えた時に迷わず山形県経由と決めたのは山居倉庫の存在が大きかった。
ケヤキ並木と黒板の倉庫が並ぶ風景はゾクッとするほど魅力ある。
山居倉庫の説明は私が縷々と書くより、上記の赤字部分をクリックしてご覧ください。

実はこの日は旅行中、唯一天気に恵まれない日だった。
奥入瀬から庄内への移動日で午後早い時間に酒田に着く予定だった。
秋田自動車道を利用して290kmだから余裕を見ても4時間あれば十分と言う計算だ。
ところが小雨の奥入瀬から発荷峠までは霧雨に煙って前方が見えにくく思わず時間がかかった。
その内霧雨は本降りになり、ネット情報では酒田も本降りの様子だった。
道の駅でウロウロと時間潰しをしながら諦め気分で山の中を走った。
ところが、秋田県に入ると雨は止み青空がのぞいてきて、大慌てで車を走らせたけれど酒田に着いた時は午後3時に近い時間だった。
鑑賞先は時間制限があるにもかかわらず、すべてを通り越して山居倉庫に駆けつけた。
駐車場からは、土産店が目立ち私の見たい風景は無かった。
走るように川に面する倉庫群に行ってもその風景はない。
最上川で物資の輸送をしていた舟があるだけ。

店舗に入るとテラスが見えた。
テラスに出てみるとけやきの並木があった。
「この風景を私は勘違いしたのかなぁー」と不安になった。

いつもの事とはいえ、時間がない。
諦めて車に戻り振り返ると「ケヤキ並木」と書かれたサインが見えた。
先ほどのケヤキ並木と違う並木が未だあるのかと、訝りながら取り敢えずの気持ちでそちらに行くと、あれほど憧れた風景があった。
倉庫の裏側がケヤキ並木だった。
倉庫の表は最上川に面して、裏側は防風林となるケヤキ並木と言う造りになっていたのだ。
既に車に乗ってスタンバイしていた家人にも、私の憧れの風景を見てもらった。