南部梅林

和歌山県は有名な南高梅の産地で「一目百万、香り十里」と称される日本一の梅林がある。
距離を測ると180kmほどで、そのほとんどが高速道路だから2時間半も走れば十分だ。
家人を誘うと二つ返事で乗ってきた。
紀伊半島は、関西空港から先は行ったことがない。
近くて遠い所だった。
SAに南部梅林の情報があった。一部は散り始め、一部は満開という事。
10時には着いたけれど、一番近い駐車場はほぼ満車に近かった。
梅林はかなりな坂道で、近いコースでも4kmの周遊だ。
狭い道の両側には梅干しや野菜を売る店がひしめいている。
美味しい大根やその漬物を試食しながら登っていった。
肝心の梅は満開を過ぎて小さくなっていた。
傍に近寄らないと花の姿が見えないので、白い絨毯を敷いたような風景を想像していた私は、少しがっかり。
風に乗って、時折梅のいい香りした。
けれど、遠くに太平洋を見下ろす梅林は、広々としていい風景を作っている。
大粒の梅干しが出来る理由が分かるような気がした。
「太平洋を見るのは久しぶりだねー」と話す内に、串本経由で紀伊半島を一周しようかと話が進んだ。
気温15℃風はなく、うららかな日差しに誘われてしまった。
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