串本 橋杭岩

南部梅林の散策コースは、急こう配の所が何か所かあった。
懸命に踏ん張って降りて行ったら、今日になって足の方々に違和感が残る。

遠くに見えた太平洋に誘われて、紀伊半島を一周しようとコースの変更をしたのには、少し訳がある。
南部から少し南下したすさみ町や串本には30代の時に苦い思い出がある。
南部の先は無料の紀勢自動車道がすさみ町まで続いて、思いのほか早く到着出来た。
海岸沿いを走ったけれど30代の思い出の外科医院は当たり前だろうけれど、見つからなかった。

家人が友人何人かと太平洋をヨットでクルージングしていた時に串本港に上がった。
クルーの子供たちを引率していた私は、子供たちが起きだす前に宿を出て港に船を見に行った。
そこにイカ釣り漁船が帰ってきて、その場でイカを買って刺身にしたら、美味しさに感動してしまった。
イカを貪るクルーの姿をカメラに収めようと構えたままバックをしたらそのまま海に落ちてしまった事がある。
幸い満潮時で、ストンとまっすぐ落ちたので打ち身はなかったものの、肘をコンクリートの壁でこすってしまった。
構えていたカメラと、ポケットに入れた替えレンズは、使い物にならなくなったけれど運よく私は肘にあとを残すケガだけで終わった。もし干潮時なら今頃は・・・。

道の駅すさみを過ぎると風景は一転して、海に奇岩が見え始め、R42はガンガン飛ばす車で横断も難しいほどだった。
DSC_5586.JPG
最近は日本海を見る機会が多いので太平洋と言うとまた気分が違う。
海に違いはないけれど、うららかな日和のせいか海の色をより碧く感じた。

橋杭岩は、いつ来たのか記憶にないけれど、一度来たことがある。
家人もあるというけれど、どうも話が嚙み合わない。
今更どうでもいいけれど、それほど前の事だろう。

DSC_5610.JPG
串本から先の道路事情はあまりよくなかった。
退屈すると道の駅が休憩場所になる。
紀宝町のウミガメの里は、ウミガメが産卵に来るという海岸沿いにあった。
すぐ横の海は南海トラフが横たわる。
どうぞ津波が来ませんように。
私の気持ちが分かるように、道の駅には海抜11Mの看板が掛かっていて、避難経路の地図もあった。
津波が来れば14Mくらいの予測が出ているらしい。

道の駅のどこにもあった梅干しが、ここまでくるとみかん中心に変わるのも面白い。
今日の夕飯どうする
家人は松阪ですき焼きにしようと言い出した。
私は尾鷲で魚にしようと思っている。
何とか、折り合いをつけて魚に持ち込んだ。

IMG_3668.JPG
尾鷲は大台ケ原に近く、日本で一番雨が多い。
雨のニュースがあると必ず出てくる地名だけれど、全く未知の場所だった。
鷲の尾と言う地名に関心があって一度は行ってみたいと思っていたので、ここを夕食の場所にしたかった。
新鮮で美味しいお魚を頂いて、188Kmを走って帰った。
全線高速道路が使えたので、尾鷲は思ったほど遠くなかった。

やればできるじゃん、紀伊半島一周一日旅。
そこそこの観光も出来て家人も運転のし甲斐があったらしく、すこぶる機嫌がいい。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る