大津祭り-2023

大津祭りは湖国三大祭の1つで、江戸時代初頭から行われていた天孫神社の例祭で、県の無形民俗文化財に指定されている。

祭りの人混みが苦手と言う理由でお祭りにわざわざ行くことは無かったけれど、今年は思い立って「大津祭り宵宮」に出かけた。
会場近くの浜大津に降り立つと薄いコートを着て来た事を後悔するほど風が冷たかった。

大津祭りは宵宮の日の午前中に曳山を飾り付け、午後に宵宮曳きを行い、からくり人形は町屋に飾られる。
夕方からは提灯に灯りを入れて、曳山の上で笛やコンコンチキチンの囃子が加わると曳山の周りに人が集まり祭りらしい華やかさがグッと増す。

本祭りでは13基の曳山が巡行するけれど、からくり人形や、ゴブラン織りなどの豪華な「みおくり」をゆっくり見るのには「宵宮」のほうが良いかも知れない。


13基の曳山は浜大津から大津駅にかけて2本の通りに並んでいた。
何時もは車で通り過ぎる町並みを歩くとすっかり観光客になった。
二階を開け放して屏風を飾る家。

家々には晴れの日に使う門幕が掛けられていた。

町屋の中には「からくり」が飾られているので間近に見ることが出来る。

一軒の町屋に入ると高い天井の京町屋だった。
京都に限らず宿場町の町屋は殆ど同じような家の作りになっている。
今ほど交通機関や情報が伝わるわけではないのにどうして同じなんだろうと、思いつつ見とれてしまった。


「大津祭り」のお陰で自分の住む町をゆっくり見て回れた。
浜大津から大津駅まで(約2km)を縫うように歩くのは最初で最後かも知れないと思いながら流して歩いた。
帰路には寒さを忘れていた。

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