足羽川ダム建設展望台で巨大ダム工事を間近に観察

かずら橋を堪能した後、福井県池田町にある「龍双ヶ滝」へと向かう途中、足羽川ダム本体建設工事の展望台に立ち寄った。
本体工事現場上流150mにある展望台は、川底から60mの高さで工事現場が一望できる.
重機の動きや作業の進行状況をリアルタイムで確認でき、ダム建設の技術や規模の大きさを実感できる点が非常に魅力的である。

「ダム工事の現場が見られる」という素人知識だけで訪れたが、実際に目の当たりにした巨大ダムの建設風景には圧倒された。同行のSさんが「発電設備が見当たらない」と指摘した.
なるほど、ダムと発電設備はセットで考えるものと思っていたが、足羽川ダムには発電設備がないことに気づいた。というのも、このダムの建設は、足羽川、日野川、九頭竜川の下流地域における洪水災害の軽減が目的となっているからである。足羽川ダムは、2029年度の完成を目指しており、日本最大規模の流水型ダム(ダムの高さ、堤体積、洪水調節容量)として建設が進められている。

流水型ダムとは⇒

展望台から見た巨大なダムは、まさに巨大な水甕のような役割を果たすものである。この展望台自体も、災害時には水没するほどの水を貯められるそうだ。
展望台には先客の小学生とそのお父さんがいて、ダムについての説明をしている姿も見受けられた。
以前では、工事現場の見学など想像もできなかったことを考えると、このような大規模なダム建設現場を目の当たりにした小学生たちは、どんな未来を想像しているのだろうか。

道中には乗用車優先の案内があり、ダムの情報を積極的に公開している様子が伺える。
展望台には駐車場も完備されており、気軽に立ち寄れるスポットとなっている。

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