クロアチアの旅-2

ブレッド城のカフェテラス
ベッドから降りる時は、地球の重力を感じるほど重かった体が動くほどに元通りに修正されて、今日はかなり元気が出てきた。
イストリア半島の町、オパティアでスマホを開くと、イスタンプール空港のテロ情報が流れた。
犠牲になられた方に心からのお悔やみを申し上げます。
クロアチア行きの飛行機ではトルコ経由が一番多かった。
本当にすれすれのところで難を逃れたような気がする。
動物的感でイスタンプールを避けたのかと、聞かれるけれどそれほどのものではない。
このご時世に海外に行くからは、なるべく安全なルートを選ぶと言う基本を実行した。
私の前世はトルコ人だったと言われているけれど、トルコに初めて行った時からエキゾチックではあるけれど何となく馴染めなかった。
もし、トルコに一度も行ってなかったら、案外トルコ航空を使っていたかも知れない、あやふやな意志である。
外国の子供の姿は、どんな時も可愛い
2日目は、ヨーロッパ最大級規模のポストイナ鍾乳洞の見学。
外は30℃を越えていても、鍾乳洞の中はダウンコートが必要な寒さだった。
写真禁止との事、神妙に守っていたら至る所でバシャバシャとシャッター音がした。
だからという訳ではないけれど、フラッシュなしならOKらしいとの解釈があった。
本当にダメなところ(目のないホライモリという両生類)は、本当にダメと書かれてあった。
入り口で日本語の音声ガイドを借りて中に入り、トロッコで10分ほど走ってから2km程の探検をする。
想像を絶する奇岩の間を、足元を気にしながら進む内に、石筍(下から上がって来る水柱)と、つららが繋がった白い柱やスパゲッティと言われる無数のつらら群に出会う。
歩くうちに、不思議な感覚を覚えた。
それは、小型のカメラになって人間の体内を巡っているような気がした事。
ここは胃袋、ここは腸内と勝手に。
それほど混雑していなかったのでマイペースで歩けるのは何よりだった。
ハイシーズンは、相当に混雑するらしい。健脚向きである。
冷たい洞窟内は天然の冷蔵庫で暫し外の暑さから逃れて、快適でもあった。
オパティエのホテルの夜景は美しい
イタリアとユーゴスラビアの間に翻弄された町だけれど、夏冬のリゾートとしての地位を築いた美しい町だった。
海岸は夜の9時を過ぎても明るく、大人も子供も未だ遊んでいる。
日本人の私には不思議な光景だった。
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