田圃アートの清々しさに心ときめく

毎年、各地で田圃アートが紹介される。私は田圃アートを見ると、いつも心がときめくものである。
田んぼに描かれる模様は、様々な品種の稲を組み合わせて作られており、その色彩と品種の豊かさにも驚かされる。

宮崎県日之影町にある、わら細工「たくぼ」では、収穫された藁を用いて伝統技術を継承・発展させた見事な作品を生み出している。トップの写真は、その「たくぼ」から送られてきたメールに添付されていた田圃アートである。

なんと清々しく、すっきりとしたアートであろうか。しばし見とれてしまった。
添えられた紹介文には、
「今年は、中川登地区の稲作の礎を築いた福嶋辰弥氏の生誕二百年をお祝いした絵柄でした。お米が食べられる感謝を込めて、おむすび柄になったそうです。」
と記されていた。

田圃アートといえば、これまで緻密で複雑な図案に舌を巻くことが多かった。しかし、今回のように主題をはっきりと示し、簡素で明快な構図をとるものもまた素晴らしい。むしろその潔さが、見る者の心に強く響くのである。

私が実際に田圃アートを目にしたのは、数年前に訪れた青森県でのことであった。そのときもまた、実に見応えがあった。

来年の秋は、改めて田圃アートを訪ねてみようかと、新たな楽しみが湧いてきた。

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