旅に出たなら何食べる-蕎麦Hajime 小淵沢

20年前、船橋に暮らした頃には、大津との行き帰りに必ず寄り道をしていた八ヶ岳は、最近はめっきり行く機会が少なくなって、すっかり疎くなった。
その後に、開店した食事処はもう、知らないところばかりだ。
その中で、頭から離れない蕎麦の店があった。
それが「蕎麦Hajime」だ。
小牧から諏訪湖に至る道にも寄り道したい食事処が並んでいるので、たまにしか行かないと新しい店までは行きつけない。
今回は「蕎麦Hajime」に焦点を合わせて出かけた。
と、言っても予約をしようと思ったら、前日は定休日。
ままよと見切り発車で当日の昼前に電話をかけた。
かけても、かけても繋がらない。
諦めかけた頃「蕎麦Hajimeです」と折り返しの電話が来た。
日曜日のお昼に当日の予約をしようとする方が無理に決まっている。
今回は諦めて、次回は早めに予約して行こうと覚悟は決まった。
「分かりました。では次回に」と言う挨拶をしようとした矢先、「13:15の席ならご用意できます」と思いがけない言葉が聞こえた。
返事を聞く前から、自分で断られる準備をしているそそっかしさに笑えた。

元がフレンチのシェフなので蕎麦屋らしくないコース料理であるのが評判らしい。
漸くたどり着いた「蕎麦Hajime」
看板、ドアノブ、テーブルの脚等に鉄を上手く使い、趣味の良い小物が飾られた室内は、席に着く前に見とれてしまった。
広く大きな窓からは落葉松林が見える。
ゆったりと配置されたテーブルは3組、4組くらいしか入れないようにコロナ対応
この居心地の良い部屋は、蕎麦やと言うよりCafe Restaurantのようだ。
ここのお料理については数々のガイドで語られている。
ことりっぷは写真が綺麗なのでお勧め。
大好きな「すだち蕎麦」の写真が私の心をとらえたのが行きたいと思うきっかけだった。
高岡の喬文さんとは、お出しの味が違う。
蕎麦の、のど越しは甲乙つけがたい。
あくまでも私の感想だけれど、すだち蕎麦は喬文さんの方が好みだ。
前菜からデザートまで、器使いも楽しかった。
町中にある暖簾をくぐる蕎麦屋とは一線を画して、ニュー蕎麦屋と言うのかなー?
あまり素敵過ぎて、きょろきょろとはしにくくて室内の写真は写せなかった。
残念。

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