絶対のお奨め杖突峠の絶景と紅葉 ‐ 長野
旅は「目的地に早く着く事」と「道中を楽しむ事」の二つの楽しみ方がある。
私の旅の形は道中を旅のメインにすることが多い。
そして、今回のように600kmを日帰りしてでも見たい風景がある。
一番上の写真は杖突峠から見た八ヶ岳連峰と諏訪湖方面の写真。諏訪湖のもう少し右側には蓼科まで見える展望が開けている。
杖突峠起点の茅野から秋葉街道の紅葉を見ながら大鹿村まで下るコースは飽きることなく紅葉が続く。
時間にすれば64km 1時間半の絶景コースをこの季節ならば走らない手はない。
茅野にある諏訪大社から杖突峠に入ると暫くは曲がりくねった道になるけれど、周囲は背の高いカラマツの紅葉が続く。
未だ散り始めてはなかったけれど、風が吹けば黄金の針がサラサラと音を立てて降って来るだろう。
連休初日の3日の中央道は、工事個所が点々とあって必要以上に渋滞を起こしていた。
駒ケ岳から杖突峠に走れば快適だったと思うけれど、どうしても茅野から大鹿村のコースにこだわったので、1時間以上を渋滞に取られた。
1時にはスタートしたかったけれど、杖突峠の出発は2時過ぎになった。
山の日暮れは早いから、明るいうちに走り終えたいと、昼食抜きで走っているけれど、山の影が反対の山に大きく落ちる時間になってしまった。
杖突峠を過ぎると、カラマツは無くなりブナや白樺の紅葉に変る、関西の山に多い杉やヒノキがないのか全山が見事な紅葉になる。
次のポイントは、分杭峠
ここは磁場ゼロのパワースポットで人気がある。
ここに行くには指定の車に乗り換えなければならないが、通り抜ける事は出来る。
興味はあったけれど、時間がない。
家人が言った。
「人の体に変化があるとしたら血液かな、血管に変化が出るという事かなー」「なんで」
「磁気は鉄にしか反応しないやろ、人体で鉄分があるのは血液しかないと思うから」「なるほど、血管が感じてくれるのか、熱いとか冷たいとかかねー」等と話しながら通過した。
ひと月前に行ったばかりの六鹿村に着くと、見知った道に出会ったような懐かしさを感じる。
松川のインターに向かう道もダム湖に映る山が水際まで紅葉して美しい。
ちょっと無理して走ったけれど、来てよかったと思える風景に出会えたいい旅だった。
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