富山の魅力

富山は30代の初めに半年ほど暮らしたことがある。
当時住んでいた京都のマンションに比べるて、冬の寒さに立派な座敷の欄間から入る風の冷たさや、畳の冷たさまでが耐え難く家人を置いて京都に帰ってしまった。
それがどうだろう、この頃は富山の魅力に引き込まれて今年だけでも3回出かけている。

そんな時にふと写真を見て強く惹かれた橋があった。
フィレンツェのヴェッキオ橋を連想したのだ。
フィレンツェは初めて海外を個人旅行した場所で、苦労しただけに印象深い。
ヴェッキオ橋とは似ても似つかない東橋だけれど、私はこの橋を歩きたくてたまらなかった。
新湊は日本のベニスと言われて内川には12のそれぞれデザインの違う橋が架かっている。

川を観光船で巡る事も出来るけれど、橋を渡るのは歩く方がいい。
全部歩いてもそう長い距離ではなさそうだけれど、中新橋から方丈津橋までを往復した。
東橋は想像通りの美しい橋で渡れたことはとても嬉しい思い出になった。
川からの涼しい風が吹き大きな屋根にすっぽり守られて、夏の夕涼みには最高だろうね。

時々聞こえるコンチキチンの音はお祭りの練習かと思っていたら、町内の辻々で子供たちの獅子舞が行われていた。

憧れの橋を渡りながら、川風に乗ってコンチキチン流れて来るなんてまるで映画の世界だと思っていたら、内川は何度か映画に登場しているようだった。

東橋のたもとにはNHKの「ふるカフェ系ハルさんの休日」に登場した「六角堂」と言うcafeがある。
畳屋さんの後をリノベーションした建物に興味津々で訪問した。
人っ子一人歩いてない通りなので、安心してドアを開けるとほぼ満席、隅っこのテーブルを何とか見つけられたのは幸いだった。
思いの外珈琲が運ばれるまでの時間が長く、ゆっくりできたけれど私達よりも早くからいた人たちが何方も帰らないのもちょっとびっくり。

ゆるく、まったりした時間が流れる。
思った通りの町だった。

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