春まだ浅き金沢へ

久しぶりの金沢行である。
春が来たと思ったのも束の間、いきなりの寒の戻りとなった。

北へ行くほど雪は深くなるだろうと思っていたのに、日本海側の敦賀には雪がない。
その代わり、大津市内の山々が綿帽子をかぶっていた。


ふかふかの雪は、まるで綿菓子のようで、見とれてしまう。

金沢へ向かう日は、いつも少し心が弾む。
今回はお菓子屋さんの「柴舟」にも寄り道をした。

定番のお菓子のほかに、お祝いのお菓子も並んでいた。

こうした創作菓子を眺めていると、そこだけ昭和が残っているような懐かしさがあった。
日常から少し離れて、心がふっと軽くなる。

三月だから、お料理「貴船」さんはお雛様だろうか。
そんなことを思うのも楽しみの一つである。

毎年、同じ月に伺っても、同じ料理が出ることはない。
さすが鉄人の料理である。

季節を先取りした料理の数々は、繊細で美しく、そして美味しい。
今日はそこに、ほんのりとした春の苦味が添えられていて、春をしっかり味わった気がした。

ここに通う時間は、私を生き返らせてくれる。
無駄でも贅沢でもなく、体に活を入れてくれる大切な時間である。
そして明日からの日常に、また少し活気が戻ってくる。
料理も、音楽も、すべては受け止める人によって糧になっていくものなのだと思う。

帰り道に立ち寄ったスーパーの店先には、春の花があふれていた。

ふと、倍賞千恵子さんが唄った「春の唄」を思い出す。

ラララ
赤い花束 車に積んで
春が来た来た 丘から町へ
すみれ買いましょ あの花売りの
かわいい瞳に 春の夢

金沢の一日が、やさしい春の気配を連れて帰ってくれた。

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