季節の味‐越前蟹

11月6日は越前海岸のカニ漁が解禁される。
ここしばらく晴天続きで推移していた天気予報は6日あたりから雨に変わって来た。
今年は珍しく解禁の日に予約をしているので気が気ではない。
案の定、予約先から「海は時化予報になり漁に出られない事があるので予約日を変更して欲しい」と言って来た。
1週間後に予約を変更して、落ち着いた頃、「山陰で蟹が揚がったので予約通りにお越しください」と再度のお知らせがあった。
行先は近いので7日の朝はゆっくりと家を出た。
気温のわりには風が吹くと少し寒い。
いつも楽しみに走る「しおかぜライン」は高波で通行止めだ。
海岸線ギリギリに走るこの道路は、海上に張り出した橋を通過するので事故の無いようにと言う事だろうけれど、ちょっとがっかりして半分ほどの距離は8号線を走った。
時々見える海は白波が立って、荒れている様子が見える。
「しおかぜライン」の部分を通過すると再び海岸線に戻った。
道路に波が打ち寄せて所々で車は波をかぶる。
何度も通る道だけれど、これほど荒れる日は数えるほどしか経験がない。
新車だったら絶対に行きたくない道だろう。

7日も漁は出来ないかも。
と言う事は私の蟹は山陰からトラックで来たのかな。
今年は、越前海岸にある「魚屋の喰い処 まつ田」の名物「せいこ丼」を予約した。
大きな蟹は美味しいけれど、メスのせいこ蟹の美味しさを知ると、高価なオス蟹にこだわることは無い。
せいこ蟹はかに身を出すのが、面倒なのできれいに出して丼にすると食べやすいし美味しいだろうと期待した。

「ご飯の量はどうしましょう」と聞いてくれた。
何時もなら「少しにしてください」と言う所を「普通」でオーダーした。
せいこ蟹2杯分の丼で、ご飯の上にかに身が綺麗に並べられている。
このサイズなら若かったら2杯は食べられそうだ。
すぐ傍の海を見ながら、初物のせいこ蟹を頬張った。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

グルメ・料理の情報収集

ブログランキングでグルメ・料理関連のブログをご覧いただけます。
ページ上部へ戻る