呉羽梨の里‐富山県

富山県の小杉ICで高速を下りると呉羽梨の直売所は近い。
富山駅からでも10km足らずの丘陵地帯でブランドの「呉羽梨」は栽培されている。
「呉羽梨は、昭和46年にはじまった米の生産調整を契機に、梨畑が飛躍的に拡大し、当時、まだ新しい品種だった「幸水」を全国に先がけて導入し、爽やかな甘さが市場に受け入れられて呉羽梨の名声は高まった。」と言われている。
40年以上前になるが、富山で暮した時に出会った梨である。
20世紀や長次郎梨が主流の時に「幸水」という珍しい名前と美味しさに魅せられた。
富山の暮らしは慣れない雪と暗い空に気が滅入ったものだったけれど当時は庶民の魚だった「のどぐろ」と「呉羽梨」は忘れられない味だった。
関西では「呉羽梨」は見かけない。しばらくはお取り寄せもしたけれどその内方々の美味しい梨に出会って何時しか遠くなっていた。
けれど、富山に行く機会が増えると同時に「呉羽梨」の思い出がよみがえった。

鮎の里は呉羽から30分の距離にあるので、庄川に行く前に立ち寄った。
太閤各ランドから続く9号線は直売所が点々とある。

行列が出来ている感じでもなく、テントがあるだけ。
到着が遅すぎて梨は無くなったのかと心配したけれど、声をかけると奥から出してきてくれた。
気温が高いので店先では保存できないのかも知れない。

フッと作業所の中を見ると天井いっぱいに何やらぶら下がっている。
ひょうたんのようだ。

大きなものから極小のものまである。
暇なときにひょうたんを芸術品に仕上げるらしい。
そういえば、「ひょうたん」ってどんななり方をするのか見た事が無い。
そう言うと前の畑に案内してくれて、土の上に転がったひょうたんを見せてくれた。
「あー南瓜みたいに出来るのね」農業には全く無知だ。

この日は呉羽から庄川の上流に向かって田園地帯を走った。
少し秋めいた雲が広がる空と、秋の実りで黄色くなった畑が続いていた。

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