富山の道すがら‐南砺市

「鮎の里」からの帰りは、道の駅に寄り道しながら金沢までは国道を走った。
田園が続く快適な道が金沢まで続いているのに高速道路を使うのは味気ない。
鮎の里から一番近い観光名所は彫刻欄間で有名な井波がある。
数年前にブラブラした事のある町は、時が止まったかのようにそのままだった。
2018年に「宮大工の鑿(のみ)一丁から生まれた木彫刻美術館・井波」として日本遺産に認定されている。
京都から「井波別院 瑞泉寺」の建立に派遣された宮大工が、地元の人に技を伝えたことで発展を遂げたと言われている。
昼下がり、暑さで白茶けた町並の中に欄間を彫る店、その彫刻刀を商う店は所在なさげに見えた。
観光客は「井波別院 瑞泉寺」の方に向かっていた。



40年以上昔富山に暮した頃、冬の冷たさは京都のマンション暮らしをしていた私には耐えられなかった。
当時は、大きな邸宅の離れを借りていた。離れと言っても鯉が泳ぐ池があり、各部屋は欄間付きの襖で仕切られていた。
畳の冷たさが我慢できずにスリッパをはき、風通しのいい欄間に新聞紙を貼って凌いだ思い出がある。
だから、欄間に興味は無かったけれど何度か井波の町で欄間を観るとそのデザインと彫刻の技に感心して見る目が変わった。
けれど、買える訳じゃなく、使うところもない家に住んでいる。

車は、砺波の田園風景になり、散居村もみえてきた。


「ここまで来たら、新米を買いたいねー」と田圃をのぞき込むけれど未だ稲刈りはされてなようだった。
「新米、新米」と言ってたら、松任の六星からlineで「華えちぜん」の新米が入荷しましたとお知らせが来た。
もうすぐ金沢と言ういいタイミング。
待望の新米を買って、近くのインターから高速を飛ばして気分よく2時間半で帰宅した。

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