宇陀松山-奈良県

吉野から奈良市内に戻るのに同じ道を帰るのはつまらない。
奈良への帰りは宇陀松山経由にした。
宇陀松山は今回駆け足だったけれど、重要伝統的建造物が並ぶ街並みは散歩できる時間を取るべきだった。

京町屋や宿場の町屋は「間口が狭く奥行きの広い」ウナギの寝床だ。
ところが宇陀松山の町屋は「間口も奥行きも広い」近隣から有力な商人を集めるために税金を免除した事による。
大阪と伊勢を結ぶ交通の要所でもあり商家は発展していった。
広い出入り口を利用して「通常出入口」の他に「座敷玄関」を有する家や格子戸の種類が多いのも宇陀松山の特徴である。2006年に重要伝統建造物保存地区に選定されている。
写真で見るように商店の看板は他所では見かけないほど凝っている。

大きな木桶を高く掲げた看板で目立つ「奈良漬 いせ弥」の前はいい匂いがした。
酒は匂いで酔っぱらう運転手は外で待ってもらって、あれこれと味見をさせてもらった。
大和郡山の金魚が優雅に泳ぐ水槽のある土間は薄暗く、桶に盛られた奈良漬けはどれも美味しく見えて困った。慣れている瓜に落ち着くところは冒険心のなさからか。

往時で、明日香から高取を過ぎるあたりは黒光りの瓦と白壁の大きな家が田んぼの前に建ち並び、都市で見かけるプレハブ住宅のない光景がかなり続く。
田舎道ながらわざわざドライブしても見応えがある良い光景があった。

奈良の魅力は「田舎にある」段々はまりそうな予感がする。

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