文化が近くなる‐タンゴ演奏会

多分、20年以上前に大阪城ホールで本場のアルゼンチンタンゴに出会った。
その激しい音楽とダンスは「何となく」で出かけた私に驚くような脳内改革だった。
以来、あの時のレベルのショーには出会えない。
けれど、タンゴ音楽が流れると脳内は活性化する。

日曜日に大津市の旧公会堂で開催されるタンゴの演奏会に出かけた。
大津市の旧公会堂の地下にあるライブハウスで30席くらいだろうか。
こじんまりとした会場で家から30分と言う距離感もよかった。
驚いたことにタンゴの演奏会は男性が多かった。
それも早くから場所取りをする熱心だ。
シャンソンンのライブハウスは殆どお洒落をしたマダム達、男性はチラホラ。
タンゴは違う。男性たちは饒舌で元気。

前列6名、全員男性、全員カメラを通して鑑賞、中にはLIVE撮影も。撮影禁止ではなさそうだったけれどかなり迷惑行為だ。
前の人のカメラのファインダー越しに見るしかない。音楽だから見なくてもいいもののなぜか気になる。

出演は、タンゴ・グレリオ(バンドネオン・星野俊路、ギター・米阪隆広)の二人にサックス・本田千鈴の3人だった。
タンゴは曲名を聴いて、どんな曲か直ぐに思い出すなんてことは無いけれど聞き慣れれば1曲づつにある物語が想像できるそうだ。
ギターの米坂さんが一曲づつ楽曲は何を表しているのかの説明があり、いつも以上にタンゴが身近になった。
サックスが入ると曲が膨らんで大曲に聞こえてくる。
サックスの本田さんは華奢な女性で前列の男性群は本田さんばかり狙っていたからファンなのかもしれない。
孫の年頃とは言わないまでも親子以上の年の差はありそうだ。
久しぶりに元気な高齢者に出会った。若者と何ら変わらない情熱をステージに向けていた。

演奏後に「写真を撮らせて下さい」と声をかける人がいてシャッターチャンスがあった。

今年は「ほたる寄席」が近くで聴けたり「タンゴ」を聴けたり、ちょっと注意を向けていたら身近な文化に出会えるようになった。

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