福間むつ美 With アストロリコ TangoLIVE
クリスマスイヴは、先日までの寒さも緩み京都の空はあっけらかんと晴れて、四条通はいつも通りの外人観光客であふれていた。
それを横目に祇園のライブハウスに予定時間より早く到着したけれど、既に満席状態だった。
福間さんが宝塚のご出身なのとバンドネオンの第一人者門奈紀生さん率いる「アストロリコ」の演奏となるとファンが押し寄せるのも無理ではない。この日は補助椅子まで出ていたのでステージが遠くなった。
リベルタンゴ / アストル・ピアソラで幕開け
何時か忘れたくらい前に大阪フェスティバルホールで本場のアルゼンチンタンゴのダンスを鑑賞したのがきっかけでタンゴファンになった。
福間むつ美さんは数年前に肺がんの4ステージと言われて死を覚悟されたけれど、3%の人にしか効かないと言われた薬で全快されたそうだ。
瘦せっぽちで小さな体にドキッとするようなセクシーなドレスで現れた。
その細い体のどこから出るのかと思うほどの声量で8曲を歌った。
MCはバイオリンの麻場利華さん。
麻場さんのバイオリン演奏を近くで聴くのは初めてだ。
キャリアもすごいけれど流石に迫力の演奏だった。
京都出身らしく軽妙な関西弁で場を和ませながら進行させる技もお見事だった。
門奈さんのバンドネオンは心臓に直球で当たる。
1991年にアストロリコは結成され、ピアノの平花舞依さんまでの3人は結成時から同じメンバー。
タンゴ曲のピアノ演奏は時に打楽器的に聞こえたりもする。バンドネオンかなと思うとピアノであったりもする。発足当時からのメンバーならこその演奏を堪能した。
外はクリスマスイヴ、サンタの衣装を着たバイクの一団が派手に走っていった。
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