雑誌「旅」
雑誌「旅」の休刊から今年で10年が経つ。
時々引っ張り出して、パラパラと眺める。
私の旅はこの本に育てられたと言っても過言ではない。
「旅」は、1924年から2012年まで発行されていた旅行雑誌である。
休刊と言うのは、売れなくなったからだろうと思うけれど、その後も雨後の筍のごとく旅の雑誌は出版されてくる。
しかし、その後の10年間に「旅」のレベルに届く旅本に出会っていない。
D&DEPARTMENT PROJECTの旅本がその後の私のガイド本になっているけれど、「旅」ほど魅力的なグラビアではない。
パラパラとめくって「あっ、行きたい」と思うような絵に出会いたい。
コロナ過で旅行会社もPC旅行を企画して、旅への情熱を絶やさないようにしているけれど、私は「旅」の雑誌をパラパラ眺める。
旅愁を感じさせる、路地の写真に出会うと、すぐに旅立ちたくなる。
未だに手放せない雑誌である。
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