暮しの手帖から始まる一年の支度

今年も『暮しの手帖』の winter 2025–26 号が発売された。毎号欠かさず買っている雑誌であるにもかかわらず、定期購読には踏み切らず、書店で手に取りパラパラとめくってから買う、という儀式を続けてきた。
インクの匂いを懐かしむわけでもなく、ただ「買わない自由」を残しておきたい、そんなささやかな抵抗である。
しかし実際には毎号買っているのだから、抵抗というには心許ない。そろそろ区切りをつけてもよいのでは――と思った矢先に、例の「価格改定」のお知らせが届いた。

「暮しの手帖よ、お前もか。」

そうつぶやきつつも、年末のカレンダー付き特大号の価格差は据え置きであり、しかも 2026年1月22日までは改定前の料金が適用されるという。であるなら、早々に申し込みを済ませるのが賢明であろう。もはや抵抗などしている場合ではない。

来年のカレンダーは、織田智里さんの「愛しい動物カレンダー」である。
アクリル絵の具で描かれた12枚の動物たちは、どれも生き生きとして愛らしく、筆の勢いと独特の色づかいに目を奪われる。見ているだけで、こちらの心まで動き出すようである。

このカレンダーは、例年通り、朝いちばんに目に入る定位置に掛けるつもりだ。
どんな朝であれ、彼らと向き合えば、きっと元気が湧く。
これを架ける日を思うと、既にワクワクしている。

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