福井の工芸3-SAVA STORE

福井県鯖江市の河和田町は若い力で「福井を創造的な地域にする」をビジョンに変貌を遂げようとしている町だった。
河和田地区は鯖江駅から車で20分ほど、山間に向かって走るところに在る。
周りは田んぼばかりだけれど、道路は美しく整備されて、田舎の風景も楽しめる。
鯖江は全国的にメガネのフレームの産地として知られていて、私も鯖江のフレームを長年愛用している。
だから鯖江はメガネフレームの町としてしか見てなかったけれど、ここには前日のBlogに書いたように福井の工芸が集まっている。

その中心を担い全国発信をしようとしているのが「Sava STORE」で「TSUGU」と言うデザイン事務所をgallery内に併設している。
私が伺った時も店舗の一部を仕切った部屋でノートパソコンを前に会議をしている女性たちを見かけた。
一部がガラス張りで外から良く見える。それを一向に気にする風でもない。「今風の会議だなぁー」と、いたく感心した。
NET時代になったので何処からでも世界中に発信できる時代になった事は産業革命であろう。
「売ることはデザインする事と同じくらい大事」とする代表の心意気はこのデザイン事務所から発信されている。
若い女性が7、8人でサイトを運営しているのだろうか。
東京一極集中を変えるきっかけは、こういった地域にヒントが在る。
話がそれてしまった。

SAVA STOREの中は、和紙、眼鏡、刃物,箸、木工等福井を代表する福井の伝統工芸品が並ぶ。


写真の下にある時計は和紙である。軽いので画鋲で留められそうだ。その奥に進むと「錦古里(きこり)漆器店」がある。
この建物のオーナーだそうだ。
漆器コーナーは本物の職人の仕事場で、漆器職人の仕事を見る事も出来る。ここは、まぎれもなくものつくりの町なのだ。
また、福井県外各地の土地性が生み出す、知恵が詰まった産品スペース「TOCHI TO CHI(土地と知)」もSAVA!STORE横に新設されている。日本中の地域資源を生かし、生きるための知恵・工夫を絞って生きるプレーヤーの取り組みに触れるコーナーである。
私が面白いと思ったのは、POCHI-PONと言うポチ袋

和紙の筒であるから蓋の部分を引っ張ると「ポン」と、景気のいい音がして開く。
札を折らずに入れられるのがみそ。シャチハタの印鑑くらいの大きさだった。
頂く方は、普通ののし袋の方が有難みがありそうと思うかもしれないが、気の置けない人ならこれもユーモアだ。

福井の美味しいもののコーナーもある。海のものが多かったかな?

高速道路を降りて寄り道をすると、地方の魅力あふれる顔に出会えるいい経験が出来た。

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