京都ぶらぶら‐泉屋博古館・寺町界隈

京都岡崎の泉屋博古館では3月から「光陰礼讃」近代日本の最初の洋画コレクションが始まっている。
「印象派」の絵画は世界中で愛されているしパリ「オルセー美術館」でどっぷりとつかった事もある。
しかし、「光陰」と言われる陰影表現による実在感を追求した絵画となると、どの絵がそれにあたるのかさえ覚束ない。
今回の「光陰礼讃」ではこの二つの流れを受けて展開した日本近代洋画を絵画史に沿って展示し分かり易く解説されていた。
19世紀末のフランスは印象派の絵画が台頭し、古典的写実派が次第に衰退した時代であった。
その頃に住友吉左衞門友純(春翠)はその両方の絵画を収集していた。そしてそれが近代日本の最初の洋画コレクションになっている。
今回はいつも以上に照明を落としているし写真も禁止されていて、貴重な絵画であることが伺えた。
展覧会場を出ると広い庭の向こうに夏色をした東山が見えてその端には大文字山も見える。
暗い会場から出てくるとびっくりする明るさだった。

京都寺町と御幸町の間に「mumokuteki」というお店がある。
その中に東京日暮里の「松野屋京都店」があるのでのぞいてみた。

「松野屋」が好きなのは雑貨屋ではなく「荒物屋」な所、盛岡の「茣蓙九・森九商店」も好きで盛岡では光源社より森九商店に魅力を感じた。
大量生産ではなく美術品ではなく素朴な日用品と言われ懐かしいトタンの塵取りやバケツを見ることが出来る。
しかし、わら釜敷の値段に驚いて急に足が宙に浮いてしまった。
約φ145×H20mmのサイズ(ポット敷)で2420円もしている。工芸品価格ではないか。
松野屋は御幸町の入り口の一角で、寺町まで抜ける建物の中は色々なものが混然と並べられていた。


若い人がターゲットなのかアクセサリーや洋服は「わら敷」の大きなサイズよりお安く販売されていた。
店内では、外人さんが住んでいるかのように気楽に品定めをしている。
耳に入るのは「英語」ばかり。
「日本はこれから益々変わりそうだ」と言う感想を持った。

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