風と土の工芸展in琵琶湖高島2013 後期

今日から風と土の工芸展後期3日が始まった。
社会就労センターこだまの織物が初めて参加していると聞いたので初日に出かけた。
後期の地域は今津からマキノにかけて。
琵琶湖の西側で一番北部に当たる地域、。
大津市内からは少し遠いけれど、紅葉が美しいのでドライブ方々出かければ一日楽しめる。
まず初めは
山本 玄匠さんの染織工房へ
27mあるという作業台、度肝を抜くほどの色が溢れていた。
長浜のちりめんや近江のちぢみに柿渋染を施している。
その作業は全て素手で行われるが、染料は自然素材なので手はツルツルになるとか。
作業中は作業台の下は100度に温められていて、27mを一度に染めてしまう。
冬はいいけど、夏はどうなるのーといらぬ心配をした。
日本のみならず世界に広がる山本ワールド。
何度説明されてもろうけつ染めに見えてしまうけれど、ロウは一切使用していないらしい。
このドレスは近江特産のちぢみで作られている。
ちぢみは夏生地で日本中を席巻しているけれど、柿渋染めを施すと写真のように華麗なドレスにも変身する。
次は石川 詳子さんのオーダージュエリー工房
今津とマキノの間の別荘地にある、お洒落なアトリエだった。
石川さん母娘のものが少し展示されていたけれど、オーダーで作るので作品のほとんどは写真で紹介されていた。
一人ずつ相談をしながらデザインは決めていくそうで、束の間私は虜になってしまった。
プラチナやゴールド、宝石をふんだんに使う作品は巷のファッションリングとは一線を画しているけれど、存在感があって一つくらいは欲しいなーと思った。
水辺の道を北上すると新旭の水鳥観察センター地階で木の舟を作っていた。
カヌーやヨットをオーク材で作っていた。
ここも100度の蒸気で木を曲げるそうだ。
舳先の下バウの曲線は特に美しい。
最近の船底はFRPで出来ているのでツルンとしているけれど、木製を見て舟の姿の美しさを再認識した。
船に女性の名前が付けられる所以であろうか。
そして漸く「こだま作業所」さんが出展されている今津の環の街モデルハウスへ到着。
モデルハウスをお借りしているので、家を見学にこられる方のためにもと控えめの展示だった。
ほとんどはマフラーとショール。
正面の白いショールはチェビオットというイギリス純正種の羊の毛で織られている。
skogで作品展をした時もこれを織ったイケメン君の作品は一番人気だった。
不思議な色使いの鳥の絵、描いた人にも2枚と同じものは描けないそうです。
最後はマキノの古民家再生を見に行った。
ところが現地2km手前で急な雨になり現地に着いても車から降りられなかった。
再生中の民家の裏山の紅葉
今夜風が吹いたら、みんな落葉しそうなほど燃えていた。
メタセコイヤの並木
古民家再生に行っていたら、日差しのある間にここを通ることは出来なかっただろう。
だから、今年の風と土の工藝展の最後はこの並木で大満足としよう。
工藝展は明日、と明後日の2日間あります。
是非お出かけ下さいませ。
そして、来週末はskog「しまいの月の贈り物」が始まります。
しまいの月の贈り物
期間2013年12月13日(Fri)ー12月17日(Tue)
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