太郎坊宮に登って苦手を克服する

新しい年が明けると、また1才年を重ねる。
年齢は後戻りしないけれど、苦手を越えて挑戦すると精神的には若返る。
人生は限りがある。
ひしひしと感じるようになって「やり残した」と思う事の無いように前向きに生きると決めた。
生来の私は、運動音痴、私がいるとマスゲームが成立しないレベルの落ちこぼれ。
階段どころか、登りの坂道すら苦手。
その私が坂道、階段を登るようになった。
きっかけはカーブスに通った事。
通い始めて10年になるが、この期間私の心境は「イヤイヤ3年、ニコニコ7年」だった。
3年間は何の実績も感じなかったし、週3回通うのが苦痛だった。
3年経ったころに北海道の大雪の紅葉を見に行った。
山道は半分億劫だったけれど紅葉と新雪を一緒に見たいの気持ちが勝てのことだ。
大雪や黒岳の紅葉めぐりをするうちに信じられないほど歩いている自分を発見した。
今まで行けなかった所に出かける勇気が出て来た。
滋賀県の人には笑われると思うけれど、私がいつも不思議に感じていた風景がある
それは東近江市の「太郎坊宮」だ。
近くの道路を走る時山の中腹に見える。

わざわざ、苦労して坂道を登るなんて信じられないし、私の苦手な滋賀の風景ベスト1だった。
先日その太郎坊に登った。
種を明かせば中腹までは車で行けたから。
駐車場から少しの階段を上がって、その上に続く300段の長い階段を上がらねばならない。

家人は、ここで私は引き返すと思っていたようだ。



この風景を見ればそれで満足感はある。
けれども未だ上がある。
ある以上登りたい、ここまで来たのだから。
意外にすんなり登れたことに満足した。
一番上には夫婦岩がある。
悪い子がここを通ると岩に挟まれるとか。

ここを抜けると最終地点。
20年以上、不思議な風景として眺めていた「太郎坊」
そこは、あれほど不思議と思い、遠い存在と思っていたのに信じられないほどあっけなく到達出来た。
60才の私なら絶対に登ってないだろう。
今だから出来た事。
太郎坊は勝運の神様とは行ってから分かった。
その日の夜中はワールドカップ・クロアチア戦、もちろん勝運を祈った。

来年1月、極寒の釧路に行く。
タンチョウ鶴が舞う姿を見たい。
絶対に行かれないと思っていた鶴居町の鶴の棲家
夏にキラコタン岬を案内してくれたガイドさんの全面サポートがある。
北海道の友達が「そんな時期によく来るねえー」と呆れている。
これも10年前ならあり得ない。

子供の時分から運動音痴の私の老後の姿、半信半疑で見ているのも私。

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