見納めの紅葉|湖東 鶏足寺

慌ただしく過ごした11月だった。
振り返ってみると、例年以上の仕事をこなしていた。
忙しいほど捗るとはこの事。
当面は急ぐ用事も無いので、見納めの紅葉を見に行った。
遠出をするつもりはないので湖東方面に。

旅行パンフにいつも掲載される鶏足寺を一番にして湖東三山を目指した。
11月10日から27日までは臨時駐車場が出来たり、バスのピストン輸送があるらしいので、この期間に行くことはしない。
滋賀と言えども全国に名を馳せる紅葉の名所なのだ。
ゆっくり出発したので到着したのはお昼過ぎ。
琵琶湖を北上すると、どの山も紅葉に包まれて大きなスケールで思いがけない風景を見せてくれた。
そういえば敦賀方面にはよく行くけれど秋以降は年末の買い出しの頃になるので紅葉は知らなかった。
もし、鶏足寺が混雑していたらここを見れたのでいい事にしようと思って行ったら、予想に反して空いていた。
己高閣(鶏足寺収蔵庫)の広い駐車場に車を入れると、そこも素晴らしい紅葉だ。
三脚を立ててゆっくり構図を決める人を見かけた、京都の紅葉ならあり得ない。
ここ数日がピークのようだった。

そこから1㎞ほどの山道を進むと鶏足寺に到着する。
トップの写真は有名な紅葉を敷き詰めた階段。下から写すとHPのように美しい。
但しもう1週間早ければという感じだった。
階段を下りてくると真ん中に三脚を構えている人達がいた。
私が通り過ぎるのをイライラして待っているに違いないと気を利かせてわき道にそれ、同じ位置で写そうと行って見るとそこは落ち葉保存地区で立ち入り禁止のロープがあった。
「ここに入れるのは,あの国の人達よねー」若いカップルが不満そうに私に告げた。
あの国に行って来たばかりでいい国だと思ったんだけどなー。

おまけ

琵琶湖の北限を湖東に抜けると塩津の土地に合流する。湖西線の終点でここで琵琶湖線に乗り換えれば琵琶湖が一周できる。

塩津には「あぢかまの里」という道の駅がある。
琵琶湖の対岸で少し北にあるというだけなのに、ここは大津とは全く違うものがあった。
もみ殻や薫ばいや木材、野菜に手作り工芸品、鹿の角等々
特筆すべきはエビ入り鴨蕎麦600円也
琵琶湖の小さいエビのかき揚げと鴨肉、ネギが入ったお蕎麦だけれど、美味しかった。
香ばしいエビのかき揚げだけでもいい匂いなのに鴨ローストが2切れ。
大サービスの鴨蕎麦だった。
興味のある方お試しあれ。
今なら冬野菜もてんこ盛りで販売されている。

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