山梨県加納岩の桃

7月に入るとどうも腰が落ち着かない。
いよいよ今年のフルーツのシーズンが始まるのだ。
リンゴは長野県の安曇野、桃は山梨県の加納岩
どちらも毎年、産地まで出掛ける。
特に加納岩の桃は、規格が厳しいので規格外の桃が大量に地元では販売されている。

早朝から記帳台が出されて、早い人から希望サイズの桃が買えると言う仕組みだ。
「はねだし」の桃は選果場に運ばれた桃が、それから選果されてその後売り場に到着するので、販売開始は早くても9時半は過ぎる。
だから9時半に行けばよいというような甘いものではない。
その2時間前くらいには到着しても難しい。
我が家を5時に出発して10時着を目標に4時起きをした。
真っ暗な空が出発する頃には明けはじめて走りやすい。

幸い好天に恵まれて静岡に近づくと富士山が励ましてくれた。
予定通り10時着、記帳番号は77番だった。
記帳が終わると車の中で待つように指示された。
ほとんどが県外ナンバー、東京が多い。
待つこと2時間、お昼が過ぎた頃にようやく順番が来たが、やはり一番大きな桃は買えなかった。
けれど、ここの魅力は大きさが規格に合わないとかで「はねだし」されているだけなのに、価格が驚くほどお安いのだ。
7時間かけて入手した桃は特別に美味しかった。